保健科学部 診療放射線学科

Radiological Technology

学科長メッセージ

神戸常盤大学から始まる医療人への道

兵庫県で初めての
診療放射線技師養成大学

診療放射線学科は、2020年に診療放射線技師を養成する学科として開設しました。本学には多くの医療系学科があり、医療現場で活躍する医療専門職(医療人)を目指す仲間と4年間を通して共に学び、成長していきます。

また、同じキャンパスでは教育学部の学生も共に学んでおり、医療の専門知識に加えて「市民の目線から見た医療」について考える機会も得られます。さらに、卒業研究や学会への参加、国際交流などを通じて、地域・全国・海外で活躍する診療放射線技師の方々とつながる機会も豊富です。こうした多様な交流を通じて、広い視野と柔軟な思考を持つ医療人としての素養が育まれます。

目指す進路と広がる可能性

診療放射線学科では、診療放射線技師の国家資格取得を目指します。現在、日本には約5万6千人の診療放射線技師がおり、他の医療スタッフと連携しながら画像データや解析データを医師に提供することで、病気の診断や治療に貢献しています。本学の卒業生もX線に代表される放射線に加え、超音波や磁力、放射性物質など様々な技術や高精度な医療機器を駆使して、体の中を「見える化」するスペシャリストとして、医療の最前線で活躍しています。

また、最近では、人工知能(AI)を活用した新たな技術が続々と医療現場に導入されており、大学院への進学や企業への就職など、研究や機器開発を志す人も増えてきています。

大学を「母港」に

診療放射線学科で学ぶためには「理系の知識があれば良い。」と思われがちですが、実際には文章力やコミュニケーション力も大切です。「理系か文系か」、「知識力か人間力か」といった二択ではなく、幅広い力をバランスよく身につけることが求められます。だからこそ、現時点のスキルよりも「学びたい、資格を取得したい。」という気持ちが何よりも大切です。

また、医療専門職には、豊かな教養、常識そして生涯にわたって学び続ける姿勢が欠かせません。継続的な学びが必要なことから、診療放射線学科では、大学生活の4年間だけでなく、卒業後も人生の節目に応じて学び直しができるよう、大学と地域のつながりを大切にしています。 就職、子育て、介護など、さまざまなライフステージにおいて単なる母校ではなく、再出発の起点としての「母港」となる学科を目指しています。

神戸常盤大学での学びが、皆さんの医療人としての未来へとつながる第一歩となることを、心より願っております。

對間 博之(つしま ひろゆき)

診療放射線学科 学科長

教員紹介

  • 学科長・教授

    對間 博之

    核医学検査技術学
    IPW(多職種連携)論

  • 特任教授

    谷口 英明

    コミュニケーション論
    医療コミュニケーション

  • 特任教授

    南 康博

    生化学
    生理学

  • 教授

    山﨑 麻由美

    英語コミュニケーションI
    医療英語

  • 教授

    髙久 圭二

    放射線物理学 I,II
    放射線計測学

  • 教授

    南 利明

    放射線治療技術学I,II
    放射線治療計測学

  • 准教授

    関 雅幸

    医用工学 I(電気工学)
    医用工学 II(電子工学)

  • 准教授

    伊藤 彰

    医用画像工学I, II
    メディカルデータサイエンス

  • 准教授

    木村 英理

    X線撮影技術学III(CT)
    放射線カウンセリング学

  • 准教授

    倉本 卓

    X線撮影技術学Ⅰ,Ⅱ
    画像解剖学

  • 講師

    金本 雅行

    診療画像検査学Ⅰ(MRI)
    放射線生物学Ⅰ,Ⅱ

  • 講師

    島田 隆史

    画像診断機器学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ(MR)
    画像診断学Ⅰ,Ⅱ

  • 講師

    山崎 明日美

    医用画像工学I
    医療画像情報学

  • 講師

    長谷川 大輔

    放射化学 I,II
    国際保健医療活動I,II

  • 講師

    市川 尚

    放射線安全管理学
    関係法規

  • 助教

    寳部 真也

    医用画像工学実習
    基礎科学演習

  • 助教

    長又 新

    放射線科学概論
    情報メディア演習

  • 助教

    後藤 聡汰

    放射線計測学実習
    放射線治療物理学