保健科学部 診療放射線学科
Radiological Technology

Radiological Technology
01
取得可能資格とその後の進路・就職先
98.4%
(2024年度卒業生)
10名
100%
※1 診療放射線技師免許取得後、申請により取得可能
※2 救急撮影、X線CT、磁気共鳴、血管撮影・インターベンション、放射線治療など
卒業後は、神戸大学医学部附属病院や兵庫県立の病院をはじめ、病院・医療機関などへの就職が決まっています。一方、より高度な専門知識を身につけるため、大学院進学を選んだ学生もいます。
02
8号館の1階および2階に広がる12の実習室に、大手医療機器メーカーの最新機器が備わっています。医療現場で使用されている機器を実際に操作し、機器の性能、撮影技術、画像処理などを学修するために様々な実験・実習を行います。実習では、臨床経験が豊富な診療放射線技師をはじめ、放射線の取り扱いに熟達している教員が、きめ細かに指導します。講義で学んだ知識を実際に体験・実感することで、深い学びと実践的能力の育成につなげます。
医療現場で使用されている装置を操作して様々な実習を行います。
X 線を使用した乳房の検査です。圧迫板で乳房をはさみ、乳房を薄く引き伸ばして撮影します。
一般的には「レントゲン撮影」や「X 線撮影」と呼ばれ、X 線を使用して胸部や腹部などを撮影します。
学生一人に1 台のPC で、画像処理や画像評価法の実習や、放射線画像解剖学の実習を行います。
体の周囲からX 線を照射しコンピュータで処理することで、体の断面の画像が得られる装置です。
放射線計測で使用する計測器の特性や扱い方、計測方法、評価などを学ぶ実習を行います。
医療従事者に必要な専門知識や技術は、講義を受けたり教科書を読んだりするだけでは、修得できません。特に、放射線という目に見えないものを取り扱うため、講義と実習の割合が1:1のカリキュラムになっています。講義で学んだ後、実習で確認することで効率よく知識と技術を修得できます。さらに実習後はレポートをまとめることで、より理解を深め知識を定着させます。
兵庫県内の病院を中心に、実際の医療現場でおよそ4か月にわたって臨床実習を実施。
臨床実習指導者の下、患者接遇や検査業務など、講義では知ることのできない実践的な知識と技術を身につけます。
臨床実習前に身につけるべき技能や態度が備わっているかを評価する試験です。検査の確認から準備、説明、撮影までの一連の動作を確認します。
同時に、言葉遣いや態度も客観的に評価。OSCE を通じて各自の課題を把握するとともに、臨床実習への自信につなげます。
03
医療や放射線の専門知識に加え、思考力や市民性など社会で生き抜く力も重視しています。多様な科目を通じて学ぶ楽しさを体感し、幅広い教養と柔軟な対応力、自ら学び続ける力を育てます。
元プロアナウンサーの教員が実践的に指導し、聴く力や話し方、表現力などの高いコミュニケーションスキルを養います。この力は信頼関係の構築や医療現場での円滑な連携に不可欠です。
学生は教職員の支援のもと地域交流に積極的に参加し、教室では得られない学びや人間性を育んでいます。特に「福島スタディツアー」では、震災と原子力災害の実情を学び、医療安全や専門職としての意識を高めています。