保健科学部 診療放射線学科Radiological Technology

在学生インタビュー

臨床実習は医療現場での経験を積める機会、
わからないことはその都度調べ、自分の知識に。

3年生の後期に始まった臨床実習の期間は約4カ月。朝から夕方まで丸一日、平日は毎日、神戸大学医学部附属病院に足を運びました。X線検査に必要な造影剤や放射線治療の固定具の準備から始まり、モダリティ(検査分野)ごとに担当技師から検査をする意義、原理、注意点、診断画像を見るポイントを教わりながら日々知識を高めました。時には技師の方々からの問い掛けに答えられないこともありましたが、「答えられないのは決して悪いことではないので、ちゃんと調べて理解することが大事」と助言をいただき、何事も前向きにとらえることが大切だと気づかされました。実践的な学びや経験は、実際に臨床の場に身を置いてこそたくさん積めると実感できました。

山元 ほのか

山元 ほのか(4年)
(尾道東高等学校・広島県)

空いた時間があればペンを持つ毎日、
学科の授業で基礎を固め、過去問に向き合った。

「放射線取扱主任者」の国家資格があると知ったのは1年生の秋。勉強に向き合う自分の姿勢を変えるチャンスだと思い、挑戦を決めました。対策は、放射線物理・化学、計測学、安全管理学、法規の授業で基礎を固め、独学で過去問を解き、学科の先生にも頻繁に質問に行って知識を深めました。2年生で挑戦した時は不合格でしたが、自己採点してダメだとわかった翌日から来年に向けて再び勉強を始め、空いた時間は必ず参考書や問題集を開きました。そして、2度目のチャレンジで無事合格。高校時代は文系のクラスで、理系の学びを本格的に始めたのは大学に入ってからでしたが、そんな自分でも一生懸命努力すれば目標は達成できるとわかりました。

大西 悠生

大西 悠生(4年)
(須磨友が丘高等学校・兵庫県)

技術の向上は実習を重ねてこそ。
充実した環境で学べるのがこの大学のよさ。

高校を卒業する時、担任の先生から「大学に入ってからどれだけ頑張るかが大事」とエールを送られ、入学後も学科の先生に同じアドバイスをもらいました。2年生で放射線取扱主任者の国家試験に挑戦すると決めたのは、先生方のそうした言葉があったから。授業で基礎を固め、帰宅後は問題集を開き、わからないことはその都度先生に質問しました。無事合格し、目標を一つ達成できたことは、4年生で受ける診療放射線技師の国家試験に向けて自信になりました。

検査技術は、実習経験を積むことで習得できます。もちろん、容易にマスターできるものではありません。授業で教わったすべてを頭に入れて臨み、直接先生の指導を受けながら何度も実践を繰り返してスキルが身につきます。そして、神戸常盤大学が何より素晴らしいのは、充実した環境で学べるところ。8号館(診療放射線学科の棟)では実際の医療現場で使用されている最先端のX線装置に触れられます。この分野を究めたい学生には、まさに心躍る空間です。

小西 結翔

小西 結翔(3年)
(姫路飾西高等学校・兵庫県)

患者さんの命を預かっていると常に自覚、
医療に貢献するためにもっと深く勉強したい。

PET(陽電子放出断層撮影)のことを知ったのは、オープンキャンパスに参加した高3の時でした。ブドウ糖は聞き馴染みがありましたが、それに類似した薬剤を用いて行う検査があることに強く興味を惹かれ、診療放射線学科でもっといろいろ勉強したいと思いました。医療技術を専門に学ぶので物静かな人が集まる学科と勝手にイメージしていましたが、実際に入学するとみんな明るく、気軽にコミュニケーションを取り合える人たちばかりで、女子も多くて安心しました。

授業を受けて特に面白いと感じたのは「画像解剖学演習」です。CTやMRIといった検査装置によって見える画像が異なることにまず驚き、各臓器の正常な状態を知っていてこそ異常を判断できるとわかり、あらためて解剖学の大切さを痛感しました。診療放射線技師は患者さんの命を預かっています。ですから、確かな知識がないと責務をまっとうできません。将来は臨床に関わりながら研究も行いたいので、大学院への進学を見据えて勉強を始めています。

田渕 麻央

田渕 麻央(4年)
(舞子高等学校・兵庫県)