教育・研究支援

Education and research support

口腔保健研究センター・歯科診療所

口腔保健研究センター

在学生のレベルアップと生涯研修、
地域の健康維持にも貢献

神戸常盤大学では、リカレント教育の拠点となる口腔保健研究センターを、日本で初めて大学内に設置しています。口腔保健学科の在学生の実習のほか、卒業生や既卒の歯科衛生士の学習や研修の場、地域の方々への啓発活動の場としても活用しています。神戸常盤大学の医療系教育機関としての特性を活かし、口腔保健研究センターでは、神戸常盤大学歯科診療所において、小児のう蝕予防や地域住民の歯周病の予防を通して口腔の健康の維持増進にかかわり、国民のQOL(生活の質)の向上に貢献することを目的としています。口腔保健学科の臨地実習の場として活用するほか、地域で働く歯科衛生士の生涯研修や復職支援も企画しています。

沿革

口腔保健研究センターは、学校法人玉田学園の創立100周年記念事業の一環としてライフサイエンスセンター、ボランティアセンター、健康管理室センター、KTUセンターと同時に計画され、平成20年4月に神戸常盤大学に設立されました。平成21年7月、口腔保健研究センターの臨床研究のフィールドの主体となる「神戸常盤大学歯科診療所」がオープンしました。診療所内には歯科診療チェアが4台、その他ブラッシング・歯科相談コーナーなどがあります。口の中の細菌数や種類を調べる最新の設備があります。

目的

口腔保健研究センターは、神戸常盤大学の医療系教育機関としての特性を活かし、地域を含む玉田学園関係者の口腔の健康の維持・増進に積極的に関わり、このことによって全身の健康の維持・増進とQOLの向上に貢献することを基本理念としています。口腔保健研究センターでは、歯科診療所における口腔保健に関する臨床データや様々な事業を通して得た情報を分析することで、口腔の健康の維持・増進が全身の健康の維持・増進に貢献できることのエビデンスを蓄積していきたいと考えています。

活動の一例

KOBE TOKIWA
ふれあい健康フェスタへの協力

例年10月頃に開催しています本学行事にて、当歯科診療所では歯科医師による健診・相談を行っています。また、「歯のクリーニング」についてもお話しています。

子育て支援センターへの協力

子育て総合支援施設KIT(長田区)・ときわんモトロク(中央区)・ときわんノエスタ(兵庫区)・ときわんタルミ(垂水区)にて、歯の相談室(無料)を開設し、個別に今の心配事や離乳食や歯磨きを嫌がるなどの相談を受けています。

歯の健康講座の出張講演について

当歯科診療所では、歯の健康講座の出張講演を行っております。地域のみなさんに歯やお口に関心を持っていただき、一生自分の歯で食事ができるように支援していきます。出張講演をご希望の方はお問い合わせください。

センター名称 口腔保健研究センター
OHRC(Oral Health Research Center)
お問い合わせ 電話番号:078-611-1831(歯科診療所)
関連リンク

歯科診療所

活動内容

神戸常盤大学歯科診療所では
地域住民の方々への口腔保健活動を実施しています。

フッ化物によるむし歯予防

フッ化物塗布は、歯のエナメル質表面に作用することによって、むし歯予防の効果を発揮します。歯が生えてきて間もない時期に塗布することによって、多くのフッ素を取り込むことが出来ます。子どもにお勧めするのはもちろんですが、大人にも十分な効果が得られます。加齢や歯周病によって歯ぐきが下がると、歯根(歯の根っこ)が露出してしまいます。この歯根は、乳歯と同じくむし歯になるリスクが高いため、大人にも有効であるといえます。子どもから大人まで、幅広い年代に継続的なフッ化物塗布をお勧めします。

成人、高齢者へは「歯のクリーニング」

歯の表面に付着している歯垢(プラーク、バイオフィルム)を除去したあと、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)を実施しています。PMTCとは専門家による機械的歯面清掃のことを言います。当診療所での「歯のクリーニング」は機械や器具を使用し、痛みなく、歯をつるつるの状態にします。そのため、歯医者さんが怖くて、なかなか受診できない方も心配せずに安心してお見えになってください。

その他

診療時間 月火水木金 10:00~13:00/14:00~18:00(最終予約17:00)
診療科目 一般歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科・予防歯科
診療対象者 子ども、成人・高齢者
予約について 完全予約制(お電話(078-611-1831)かメール(oralcare@kobe-tokiwa.ac.jp)にてお問い合わせください。)
関連