教育・研究支援Education and research support
神戸常盤ボランティアセンター
沿革
2009年8月1日「神戸常盤ボランティアセンター」がオープンしました。オープン当日、記念式典および「サービスラーニング」をテーマにした講演会に、学園教職員や学生、そして地域の多くの皆様が参加してくださいました。このセンターは、大学、短期大学部、附属ときわ幼稚園、神戸常盤女子高等学校を視野に入れた、学園のボランティアセンターとして位置づけています。また、神戸市長田区社会福祉協議会長田ボランティアセンターと設立準備を共にし、地域連携のもとスタートしたことも特筆すべき点です。このような位置づけは、全国的にも珍しく、他大学や他地域のボランティアセンターの方々からも注目されています。そのような中、多くの地域の皆様からも期待を寄せられていることをひしひしと感じています。
オープンから登録学生は150名を超えました。昼休みや空き時間には、モノづくりや、イベントの準備をする学生の賑やかな笑い声、真剣な話し合いの声がボランティアセンターに響いています。多くの皆様に愛され、共に活動することで、人もボランティアセンターも成長していくことができるはず。学生・生徒の皆さん、教職員の皆様、地域の皆様、どうぞお気軽にボランティアセンターにおいでください。
地域交流センターの活動拠点が本館5階にある「わいがやラボ」です。「地域をフィールドとした学生主体の企画」や「地域住民との交流」など、学生が地域に貢献できる活動などを自ら企画していくためのスペースです。室内には自由にレイアウトできる机・椅子、壁一面が自由に書き込めるホワイトボード、充実したプレゼンテーション用の機器など、文字通り"わいわい・がやがや"できるための環境が備わっています。
目的
本ボランティアセンターは、学園の建学の精神である「実学」を基盤とし、設置目的として次の3点を掲げています。
- ボランティア・市民活動を推進・支援すること。
- 地域に開かれたセンターとして、地域社会と連携・協働することで、学園と地域のつながりを深め、まちづくりの一端を担うこと。
- ボランティア・市民活動を通して、社会の問題を自己の課題ととらえ研究しその成果を実践に活かすこと。
座学で得た理論や知識に加え、ボランティアによる地域実践を通して、学生は地域課題の解決に直接的あるいは間接的に関わることになります。その過程で、活動に参加する主体である学生の自己成長が見られることでしょう。神戸常盤ボランティアセンターでは、社会貢献はもとより、学生の人間的な成長に寄り添うようなコーディネーションをしていきたいと考えています。また、学園の知的・組織的資源や学生の積極的な地域活動参加が、地域の課題解決や活性化につながるような実践をマネージメントすることも重要だと考えます。
センター名称:神戸常盤ボランティアセンター
略称:KTVC(Kobe Tokiwa Volunteer Center)
お問い合わせ
電話番号:078-611-1851
メールアドレス:ktvc@kobe-tokiwa.ac.jp
関連リンク
活動内容
神戸常盤ボランティアセンターでは以下の活動を行います。
- 学内外のボランティア・市民活動に関する情報収集。
- 学生等に対するボランティア・市民活動に関する情報の提供
- 学生等に対するボランティア・市民活動への参加機会の紹介
- ボランティア・市民活動のマッチング
- ボランティア・市民活動に参加する学生への助言と支援
- 学園内のボランティア・市民活動団体への支援
- 講座およびセミナー等の開催
- プログラムの提供
- 社会福祉法人神戸市長田区社会福祉協議会との情報交換および事業実施
- 調査研究
- その他、学生等のボランティア・市民活動の促進に必要な業務
センターオープン以来、数多くの活動を行っておりますが、一例として、2009年8月9日に発生した兵庫県作用町水害支援ボランティアがあげられます。2009年8月16日に、本学学生と長田区の若者ボランティアグループが協同で災害復興支援ボランティアとして、佐用町に入りました。その際、現地の情報収集や活動場所の選定等様々な面で、長田区の方々と連携し協働することで、現地活動をスムーズに行うことができました。その後も学生は、学内外での災害ボランティア報告会、長田区内小学校の授業での講話等、積極的に行っています。さらなる支援のため、地域のイベントで手作り商品を販売したり、佐用町名物ホルモン焼きうどんを販売したり、また募金を集めたりしました。このように学生ならではの工夫した活動を継続し、集めたお金で電気アンカを100個購入しました。そして、2009年12月27日に再度佐用町入りし、仮設住宅を各戸訪問させていただき、電気アンカを贈ることができました。
他にも、「夜の神社できもだめし」「おやつはべつばら」「ながたサポートクラブ」「UDフェア」「一七市拡大版」等、長田区内のイベントにプログラミングから参画活動しています。また、小児病棟、肢体不自由児療育施設、作業所、高齢者施設等々で定期的・継続的な活動を地道に行っている学生も多くいます。このように、本ボランティアセンターでは、学生の学びを支援し、かつ大学・学生・地域を効果的につなぐ役割を果たしていきます。
主な活動
- 兵庫県佐用町水害支援ボランティア
- 夜の神社できもだめしボランティア
- 鉄人28号関連事業等新長田まちづくりでのボランティア
- 五位ノ池小学校4年生「災害」授業での佐用町活動報告ゲストティーチャー
- ながたこなもん祭りボランティア
- ボランティアガイダンス5回
- 佐用町水害支援ボランティア振り返り会、報告会
- おやつはべつばら歯磨き指導等ボランティア
- 長田ユニバーサルデザインフェアボランティア
- たつの市食育イベントボランティア
- 一七市拡大版ボランティア
- 神戸大学医学部病院小児病棟ボランティア
- サンタがうちにもやってくるinながた サンタボランティア
- 佐用町仮設住宅各戸訪問&おもちつき
- 1.17KOBEに灯りをinながた 炊き出しボランティア
- 障害者対応炊き出し訓練
- 神戸ユニバーサルデザイン大学山歩きツアー
- ハイチ、チリ地震支援活動
- 東日本大震災支援活動
- 那智勝浦町水害支援活動
- 宇治市水害支援活動
- 淡路市水害支援活動
- 丹波市水害支援活動
- 熊本地震支援活動
その他多数