保健科学部 医療検査学科Medical Technology
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【医療検査学科】実習体験記
2024年09月09日(月)
私は38日間の臨地実習の中で、検査についての知識や技術だけではなく、医療従事者としての責任や倫理観を学ぶことができました。検査室には自動化された機械が多く、生化学検査や血液検査では学校で学ぶような用手法はほとんど使われていませんでした。しかし、臨床検査技師の方々はその機械でどのような反応が起こっているのかを理解し、異常値が出た場合の原因と対策を熟知されていました。その中で、偽陽性や検体間違いの可能性を判断し、正確な検査結果を報告する責任があることを学びました。それに対し、病理検査や生理検査では用手法が多く、技術が要求される部門でした。病変が見やすいように画像を描出したり、医師が診断しやすいように綺麗な標本を作製したりすることにやりがいを感じました。また病理解剖の見学や患者様とコミュニケーションを取ることで、倫理観やマナーを学ぶことができました。この実習を通して、医療従事者になることを改めて自覚し、自分のなりたい臨床検査技師像を思い描くことができました。そして、それに向けてより一層勉学に励んで参りたいと思います。
医療検査学科 4年 川上皓大さん