教育・研究支援

Education and research support

ライフサイエンス研究センター

最先端の研究機能と環境を備えることで
教員と学生が「共鳴」できる場を創造する

ライフサイエンス研究センターは、病理分野や遺伝子分野における専門的な研究を深化・発展させることを目的にした施設で、緑風館4Fの医療検査研究室と5Fの細胞培養室・遺伝子実験室・生化学実験室から構成されます。神戸常盤大学が今後も高いレベルでの教育力を維持・発展させていくために不可欠な研究機能について、今後も段階的に整備・拡充を行っていく予定です。

遺伝子実験室

遺伝子の本体であるDNAの抽出や増幅、遺伝情報を伝えるmRNAから相補的DNAを作成したり、生細胞またはウイルスなどへ導入前の組替えDNAを作成できます。

細胞解析装置

高速で細い隙間を通過する細胞に複数のレーザー光線をあて、細胞を生きたまま解析します。この機械を用いて細胞表面だけでなく細胞内の変化を観察することができます。

細胞培養室

ヒトのガン細胞や繊維細胞など、許可を得て入手した細胞をこの施設で培養します。培養した細胞は遺伝子を抽出したり、プラスミドと呼ばれる環状DNAを導入して遺伝子の変化が及ぼす影響を観察します。

教育研究推進センター

教育研究推進センターは、「全学的な研究活動の活発化、新規開拓、研究資源の提供等により、研究活動の向上と発展に寄与することを目的」として、2009年度に開設されました。本センターでは、大学の使命である「教育」「研究」「地域貢献」のうち、次の3つの事業を柱に研究の支援を行っています。

  1. 研究の推進

    大学としての特色ある研究開発を目的に、特に①Community-Based Researchと、②高等教育研究を推進します。そのために、学内公募型研究助成制度を創設。いずれも学外研究者との連携が可能なプロジェクトとし、大学間および研究機関間交流のみならず、民学官間交流の促進につとめます。

  2. 科学研究費等外部資金の獲得の推進

    文部科学省・日本学術振興会の研究助成事業(科学研究費)、各省庁や公益財団法人の助成事業、兵庫県・神戸市・各区役所等の助成事業への申請支援を行っています。

  3. 共同研究・受託研究の推進

    産業界、官公庁、他の研究機関からの共同研究・委託(受託)研究に応え、円滑に推進するための支援を行います。

本学における教育・研究・地域貢献の三位一体実践

活動内容

アカデミックな環境にどっぷりと身を浸す1日

研究支援

  • 研究者ハンドブック作成
  • 知的財産管理
  • 利益相反管理
  • 関連規程の整備など
  • 科学研究費助成事業への応募支援

    科学研究費助成事業とは

    人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」(研究者の自由な発想に基づく研究)を格段に発展させることを目的とする「競争的研究資金」
  • 学内競争的資金(テーマ別研究)公募・審査
  • TOKIWA研究サロンの開催
  • 神戸常盤学術フォーラム(Kobe Tokiwa Academic Forum)の開催
  • 研究を支援する研修会

すこラボ(健康生活研究所)

健康を研究し、地域を支える

概要

「すこラボ(健康生活研究所)」は、人が健やかな生活を送るため、健康を様々な角度から支える本学教員が多職種連携のなかで研究し、成果等の情報を社会に発信する施設として2021年4月神戸常盤大学に設立されました。

目的

施設の目的は、食事・運動・睡眠及び生活リズムなどの日常生活や習慣が健康保持に及ぼす影響を調査し、その成果を教育や研究に反映させ、一方で地域住民の健康増進に寄与することです。

活動内容

すこラボ(健康生活研究所)の主な事業として、以下について実施運営を行います。

①すこラボ(健康生活研究所)を中心に、本学ならびに他大学あるいは企業と協働して先進的な研究を行う。
②「健康ふれあいフェスタ」などにおいて積極的に最新の健康情報を発信するとともに、神戸市の「くにづかリボーンプロジェクト」のコミュニティハウスなどで高齢者を対象とした健康支援活動を行い、本学独自の研究・支援活動を展開する。

毎年健康に関するテーマを考え(※2021年度は「糖尿病及び糖尿病の合併症」)、そのテーマを基に各学科の教員が協働しながら将来の多職種連携(IPW)教育も視野に入れ、地域の方々に向けた講座を実施します。地域の健康増進の発信および学生のチーム医療教育の拠点となるよう、すこラボ(健康生活研究所)を運営します。