保健科学部 医療検査学科Medical Technology

卒業生インタビュー

社会で挑戦し続ける卒業生からのメッセージをご紹介します。

医療職は就職してからも日々勉強、新たな資格取得を機にさらに成長していきたい。

神戸労災病院

超音波検査を行う。心電図をとる。肺機能を調べる。生理検査はすべて患者さんに接して行うものです。新人の頃は不慣れなことが多く、患者さんとのコミュニケーションの取り方に迷うこともありました。でも"日々勉強"で、先輩をお手本に経験を重ねるうちに患者さんにリラックスしてもらえる接し方ができるようになりました。

大学での学びは仕事につながるものばかりです。「画像検査学」の授業で描いたスケッチは超音波の基本を確認できるので、入職後も頻繁に目を通していました。今でもたまに見ると臨床検査技師を目指していた頃の自分を思い出し、初心に戻れます。

医療職は就職がゴールではありません。実務はすべて成長の糧になり、常にスキルアップを目指さないといけません。昨年、日本超音波医学会が認定する「超音波検査士」の資格を取りましたが、上司から「これからが勉強!」とエールを送られ、また新たな気持ちで仕事に向き合っています。

久保 彩華 さん

久保 彩華 さん
臨床検査技師
保健科学部 医療検査学科
平成30年度卒業

検査の向こうにいる患者さんを意識して、臨床検査技師の自分にできることを全力で。

兵庫県立丹波医療センター

生体組織の標本作製や、細胞診断を行う病理検査の仕事は、基本的に医療従事者同士のやり取りで完結します。だからこそ、検査の向こうにいる患者さんを意識することが大切だと感じます。他の検査で良性だと判断されていた場合でも「念のために」と病理検査をすると悪性だったということもあり、発見できた時は患者さんの今後の治療に貢献できたと安堵します。

臨床検査技師になって8年目。まだまだ勉強あるのみですが、職場では後輩の育成を任されるようになりました。心掛けているのは、自発的な成長を促すこと。大学時代も、就職後も、そうした指導で成長させてもらったので、若い人にも伸び伸び仕事ができるように接しています。

神戸常盤大学は歴史があり、それは大勢の卒業生が活躍していることを意味します。入職後、様々な場面でOB・OGに出会うことが多く、手助けを受けることもあります。同窓の仲間は誇りですし、常に感謝を忘れずに、これからも医療に貢献していきます。

中原 佳佑さん

中原 佳佑さん
細胞検査士
保健科学部 医療検査学科
平成27年度卒業