保健科学部 看護学科Nursing

在学生インタビュー

患者さんの心に寄り添える看護師を目指し、さらに自分を高めていきたい。

入学後、いざ授業に臨むと、看護領域の学びの広さに思わず戸惑ってしまい、最初は苦労することもたくさんありました。しかし、3年次から始まった臨地実習を体験すると、教科書の内容や先生の話はすべてつながっていると実感でき、どの授業も何一つ無駄なものはなかったと気づきました。特に「精神看護学概論」や「精神援助論」で学んだコミュニケーションに関することは、実際に患者さんと接し、実践してこそ身につくものだとわかりました。

臨地実習では、患者さんの"できる"ことに目を向ける意識で看護を行いました。通院や入院されている患者さんは抱えている疾患のため、できないことがあって当たり前です。それを負い目に感じる方もいるので、できていることを強みに捉えて寄り添うことが大事だと感じました。実際にそうした心持ちで声を掛けると、患者さんは今の自分に自信をもってくださり、「励ましてくれてありがとう」と感謝されました。将来は心もしっかり支えられる看護師になりたいです。

西田 琢真(4年)

西田 琢真(4年)
(津名高等学校・兵庫県)

先生から温かい言葉をいただいた時、心から「この大学に入ってよかった」と実感。

医療の専門教育で歴史がある神戸常盤大学でしっかり勉強すれば、看護師になる夢が叶い、就職先の選択肢も広がると思い入学を決めました。在学中に保健師の国家資格も取ろうと授業を受けていましたが、4年生の時に入院してしまい、断念ぜざるを得ませんでした。しかし私には、残念だったという気持ち以上に、入院中に学科の先生から絶えず温かい電話やメールをいただいたことが何より嬉しく、大きな心の支えになりました。

4年間の学びで一番印象に残っているのは、声の掛け方一つで患者さんをよい状態に導けると実感できた臨地実習です。私が受け持った患者さんはトイレが間に合わないことがよくありました。その際、直接的に促すのではなく、「少し歩いて体力をつけましょう」と寄り添い、一緒にリハビリをする途中にトイレに立ち寄るようにしました。結果的にそれが習慣となり、患者さんの気持ちも前向きに変わりました。これからも日々勉強の気持ちで成長していければと思っています。
(※学年は2023年3月当時のものです)

小林 香織(4年)

小林 香織(4年)
(明石高等学校・兵庫県)