看護学部 看護学科Nursing

卒業生インタビュー

社会で挑戦し続ける卒業生からのメッセージをご紹介します。

根拠も援助方法もすべてが看護師の仕事に生きています

看護師

患者さんはもちろん、ご家族の不安も大きい集中治療室で働いているので、大学で学んだ心理学や援助法などを基礎に、様々な状況にある患者さんとご家族に寄り添った適切な関わり方を考え、ご家族の生活と健康を守るためのサポートもしています。大学の学びで特に重視しているのが、専門職である看護師として、根拠がないことはしないということ。患者さんへの治療や投薬が適切であるのか、本当にこれが正しいのかと常に考え、行動しています。

松本 有香莉さん

松本 有香莉さん
神戸大学医学部附属病院勤務
2020年卒業

実習での体験を生徒に話し命の尊さを伝えています

養護教諭

定時制高校の養護教諭として勤務しています。生徒の身体・精神面はもちろん、家庭環境や人間関係、勉強など様々な悩みを聞き、健康と命を守ることが一番の役割です。複雑な家庭事情から自分を大切に思えない生徒には、大学の実習で出産に立ち会った経験などを話し、「奇跡の連続であなたは生まれてきたのだ」と、命の尊さを伝えることも。看護学科で、患者さんの様々な背景を知った上で看護することの大切さを学べたことが、今の仕事に生きています。

石田 史子さん

石田 史子さん
兵庫県立長田商業高等学校勤務
2017年卒業

実習の体験で身につけた親身に寄り添う姿勢を大切に

保健師

難病や精神疾患を抱えて地域で生活する方を支援しています。心掛けているのは、相手の視点に立ち、寄り添うこと。「課題別総合実習」で、拒否が強い子どもを受け持ったとき、先生や看護師さんの助言で、その子の興味があることに一緒に目を向けると、徐々に打ち解けてくれた体験があるからです。信頼関係をきずくには時間がかかりますが、生きづらさや悩みを抱える人が誰一人孤立することなく、その人らしく暮らせる環境を整えることが今の目標です。

菊谷 桃子さん

菊谷 桃子さん
兵庫県阪神北県民局 宝塚健康福祉事務所
地域保健課勤務
2022年卒業