ときわブログTokiwa Blog
教員ブログ
ネパールの子ども達に笑顔が戻る日まで
2015年05月04日(月)
カトマンズは人口150万人を越すネパールの首都である。近代化の象徴であるビルが建つ都市でありながら、大通りから一歩入れば、とたんに古い寺院が現れ、小さい屋台が軒を並べる。現代と中世が不思議に交じり合った魅力的な街である。
昨年末の12月25日、私は学生達と共にカトマンズの世界遺産を巡り、世界中からやってきた観光客で溢れる喧噪のまっただ中にいた。
スワヤンブナートでネパール最古の仏教に触れ、ダルバール広場では17世紀から18世紀にかけて建てられた王宮を見学。ネパール国旗を学生と共に掲げ、王国として栄えた時代に思いをはせた。
その4ヶ月後、日本時間の4月25日午後3時11分、ネパール全土を大地震が襲った。被災地になったカトマンズの映像は、私が知っている賑やかで魅力溢れる色彩豊かな街ではなかった。
学生達と共に訪れた幼稚園や小学校には、一瞬にして家族も財産も夢も奪われてしまった子ども達も大勢いるだろう。今、私たち一人一人に出来ることは。阪神淡路大震災を経験した長田の大学として支援すべきことは。早速、学生達が新長田駅で募金活動を始めてくれた。その他にもみんなで考え支援していこう。再びネパールの子ども達に笑顔が戻る日まで。