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教員ブログ

「お風呂、きつねうどん、冷たいビール」

 今シーズン(2014年12月)もネパール派遣学生を連れてカトマンズに行ってきた。学生たちは一般家庭にホームステイし、日本とはずいぶん異なる生活を体験して驚いたのではないだろうか。

 10数年前、ネパールに行き始めて2回目の時、ちょうどその年は派遣のない年だったので、いつも ネパール派遣学生がホームステイをさせてもらう家庭にお世話になった。

 乾季(12月)だったせいもあり、3日間シャワーも浴びなかったので、夕方に、シャワーを使わせて欲しい、と申し出た。えっ?シャワー?使うの?明日の昼間にすれば?と、ケゲンな顔で言われた。それでも、使いたい、と言いトイレ兼シャワー室を借りた。

 ありゃ?水しか出ない?そりゃそうだ、水道が来ていない家は共同水汲み場で身体を洗っていたっけ。多くの家庭では、水を貯めるタンクはあるのだが、トイレはあってもお風呂はおろか、シャワーやボイラーもない。乾季は水そのものが不足している。

 シャワーを浴びるどころか、この水では身体を拭いただけでも寒い。こりゃ、カゼひくわ!

 それから1週間シャワーも浴びず、埃っぽいカトマンズでの活動を終えて帰国するときに、一緒に行っていたO先生から、「何か、におうなア!」

 ま、自分は気が付かないから良いか。

 今回の派遣学生たちのなかにも、こんな経験をした人がいましたね。

 多分、帰国し家に帰ったら、すぐにタップリお湯の張ってあるお風呂に30分は入った後、これまた鰹と昆布のダシたっぷりのキツネうどんをあてに冷たいビールを飲んだのでは?

 おっと、これは私でしたね。

医療検査学科教員 柳田潤一郎(ネパール名、バルバードル・グルン)