ときわブログTokiwa Blog

教員ブログ

「河童のおばちゃん」

我が家の墓地はお寺にあり、そこは幼稚園を併設している。
お彼岸に墓掃除をしていると、一人の園児が「カッパのおばちゃん」と言った。
まさか私のことを言っているとは思わず、知らない顔をしていると、いつの間にか数人で
私を指して「カッパのおばちゃん カッパのおばちゃん」と言う。
「河童とは何ぞや?」
三省堂 大辞林によると 「かわわらわ」の転
①水界にすむと考えられている動物。くちばしがとがり、甲羅や鱗があり、頭の頂に水をたたえた皿がある。人間に相撲を挑んだとか、人馬を水中に引き入れたとか、田植えを手伝ってくれたとか、人間界との交渉を説く話が多い。水神もしくはそのお使いの零落したものかと言われている。かわっぱ。かわこ。かわたろう。みずち。しばてん。
②水泳の上手な人。また水泳ぎをしている子供。
③子供の髪型。髪を下げ、耳のあたりで切りそろえたもの。江戸時代は頭のてっぺんを丸く剃った。→ おかっぱ
その他まだ挙げているが、園児のイメージとすればこれくらいであろう。

そこで考えた。
何故園児達は私を「カッパのおばちゃん」と言ったのであろうか。
①水道で、花立てを洗っていた。
②髪型が、頭の頂にお皿があるように見えた。
③ピンクの服を着ていた。

①は水界、②は横広がりの髪型、③は山瀬まみのキンチョール のイメージからか。

いやいや理屈などない。
「子供は正直ですから」とお寺さんにも言われた。
(むむ お寺さんもそう思ったな)

私はカッパです。
キュウリでも食べながら、子供の心で真っ直ぐに物事を見ていこう。
時々 多少のいたずらをしながら。