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「アナと雪の女王」に思う

 アナと雪の女王が話題となっているので見に行った。話のストーリー自体は二人姉妹の 信頼と愛をテーマにしたものである。姉であるエルサは特殊な能力を持っているが(素手で触れたものは一瞬にして氷ってしまう)人々の目から逃れて隠れて暮らしていた。女王になる即位式当日にその能力が現れ(エルサはその力を制御できず)真夏の風景が一変して氷の世界に変わってしまう。
 エルサは驚きのあまり山にこもってしまう。妹のアナは姉と王国を救うため山国への冒険へ出る。ディズニー映画はこれまでも家族や友人、仲間の愛を描いてきたがこの映画がヒットしたのはエルサとアナの心の成長にある。  
 エルサが山に籠って歌い上げる「Let It Go」で自分の特別な力に「とまどい傷つき誰にも打ち明けずに悩んでいた」「もうやめよう。ありのままの姿見せるのよ。ありのままの自分になるの」と歌い上げる。その歌の力強さにだれしもが共感を覚えるのだと思う。
 変わるのは自分であり、その「自分を好きになる」「自分を信じて」進んでいくと決めるエルサの姿に。現代の人々が周囲からどう思われるか、どう評価されるかにビクビクしながら生きている。人から認められるために何かをするのではなくて、自分を信じるために行動していきたいと深く感じた。