ときわブログTokiwa Blog
教員ブログ
最近思うこと
2015年12月21日(月)
今年も終わろうとしている。ここ常盤にお世話になってもうすぐ丸9年を迎える。
病院の現場で36年を過ごし、1年のハローワークも経験し、大学(その当時は短大であったが)という未知の世界に、何かの縁によって足を踏み入れさせてもらって、今!私はここに居る。
病院現場では入職して10年経った頃、仕事のやりがいを感じ、看護師は私の天職なのだと思った。偉そうに聞こえるが、人を相手にした職業の面白さを感じ、随分遅い気づきだが、そう思ったのがその頃なのだから仕方ない。病院での院内教育や管理や施設内での研究にも取り組んだ。今は、病院生活の4分の1の年数であるが、大学での教育・研究というものにも触れることができ、学ぶということの素晴らしさも経験し、自分なりに挑戦もしてきた。この間、多くの先生方や社会人の学生さんや病院施設の管理者の方々とも知り合って、励まされ、癒され、助けられた。学生とは卒業してからもつながり、立派に職務を果たしている姿に教えられ、教師冥利につきると実感できる喜びも味わっている。反面、学業に行き詰まり、足踏みしている学生に手を差し伸べられない自分の無力さを感じ、何度言っても分かって貰えない学生には限界も感じ、空しさを覚えることもある。
でも今は、この道は私が望んだ道であり、看護職の時と同様に、天職ではないかと思っている。そして、私の人生、何と人と人のつながることに関係しているのだろうとつくづく思う今日この頃である。