保健科学部 医療検査学科Medical Technology

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【医療検査学科】医療検査学科1年生 早期臨床体験

早期臨床体験とは、専門知識や臨床的な教育を本格的に学ぶ前の入学後間もない時期に病院を訪問し、これから4年間で学ぶ臨床検査に関する動機づけ、臨床検査技師像をつかむことが目的です。

本年は714日に10施設の病院様にご協力を頂き、3-6名を1班とした小グループで訪問させて頂きました。入学直後から臨床検査入門として臨床検査の全般的なことを学びながら、身なりを含めた訪問時の注意点、見学時には積極的に質問できるアクティブラーニングとフィールドワークの要素を兼ね備えた取り組みです。

訪問翌日には全員が報告書と訪問施設へのお礼を提出し、各訪問病院へ送付させて頂きました。また、721日には「この体験を今後にどう活かすか」グループワークを行い、貴重な体験を今後につなげます。

 

以下、学生から報告書の一部抜粋

現在勉強している基盤教育分野から専門科目までの習ったすべてのことが医療現場では必要になってくるとアドバイスしていただいたので、1年生のうちからしっかり勉強しようと思いました。また、医療従事者として働くことの責任感を感じることができたので、学生のうちから責任を持って学習していきたいです。

大学で習うものは直接仕事に生きているという話をきいて、国家試験のためだけでなく将来の自分のためにもたくさん勉強しなければと感じた。また、当直という仕事はとても大変で責任のあるものだということが伝わってきたので、ただ知識を吸収するだけでなく、責任を持って仕事をこなしていく精神面もしっかり構築しなければならないと感じた。医師の手助けや、対等にディスカッションをするという話をきいてかっこいいなと感じ、将来そのように医師と対等にディスカッションができるような検査技師さんになりたいと思った。

講義で教わったように、私たちが将来もし医療現場で働けているのであれば、2040年問題に現役で直面することになるという。2040年問題のような事例は日本が初めてあると知り、だからこそチーム医療が育まれ、職が違ってもそれぞれが出来る検査の幅が大きくなり、重なりあうことでお互いにサポートしあう必要があるのだということがわかった。また、病院内の実際の検査室を見て回ることで、今まで間接的にしか見れていなかった臨床検査というものを直に見ることが出来た。頭の中のイメージでしかなかった臨床検査技師という仕事がより明瞭になり、私の中で臨床検査技師へのモチベーションが大幅に向上した。

訪問病院の方から、受け入れ後に頂いたメッセージ抜粋

学生さん達には、立ちっぱなしのところもあり、大変疲れたのではないかと思いますが、しっかり聞いてくれていたこと、質問もしてくれていたことに感心しました。

前向きな学生ばかりだったので、担当者も楽しかったとの報告を受けています。

学生の皆様には、熱心に興味を示して見学していただいたので、私どもも業務の説明に、力を入れることができました。

 

  • 許可を得て撮影した病院訪問時の様子

  • 訪問後グループワークの様子

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