保健科学部　医療検査学科Medical Technology

　5月に韓国で行われた「第54 回大韓臨床病理士協会総合学術大会」で、臨床検査を学ぶ学生の国際化を目指したイベント「日韓学生フォーラム」が開催され、本学医療検査学科3年の金さんが日本代表として参加しました。金さんにフォーラムの様子を報告してもらいましょう。

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　私は5 月 26 日から29 日まで韓国の全羅南道・麗水市で開催された「第54 回大韓臨床病理士協会総合学術大会」に参加してきました。日本からは、私を含め公募で選ばれた学生2人と、病院に勤務する臨床検査技師の方など総勢12名が参加しました。

　会期中には学生の国際化に関するイベント「日韓学生フォーラム」が行われ、臨床検査技師を目指す韓国や日本の学生と「自分自身が将来臨床検査技師として国際的に行いたいこと」というテーマで意見を交わしました。

　私は、"Contributing to the world as a cancer specialist."というタイトルで、将来、臨床検査技師・細胞検査士としてガンの早期発見、治療に貢献し、日本と韓国また世界をつなぐ架け橋として活躍したいという想いを、英語と韓国語でプレゼンテーションしました。会場には韓国以外にも台湾、シンガポール、カナダからの訪問団もおられ、多くの聴衆の前で10分のプレゼンテーションを行い、その後は質疑応答や意見交換なども行いました。

　また、ある韓国の先生とは日本の検査の現状・韓国の検査の現状について話し合いました。討論を通して、日本には日本の良い点が、韓国には韓国の良い点があるということに気づき、お互いの良いところを合わせることで、臨床検査の発展に繋がるのではないのかと考えました。その先生とは今でも連絡を取り合っており、9月に神戸で行われる世界医学検査学会で再会できることを楽しみにしています。

　学術大会とフォーラムに参加して、世界各国の方々の発表を聞き、意見を交換することで、世界を知り・つながることの素晴らしさを実感しました。これからは、得意な語学力をもっと活かし、国際的な舞台で活躍していきたいと思います。

（医療検査学科3年　金貞姫）