保健科学部 医療検査学科Medical Technology
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【医療検査学科】医療検査学科1年生がEarly Clinical Exposureとして病院訪問しました
2025年07月10日(木)
7月1日に医療検査学科1年生がEarly Clinical Exposure, ECE(早期臨床体験)として、7つに分かれての病院訪問をしてきました。ECEは医療職に就く学生が本格的な専門学習を学ぶ前、目指す医療職の現場を実際に訪れ、目的意識と将来に向けた動機付けを高めることが主目的です。医療検査学科では訪問前に医学概論と臨床検査入門の授業で、医学と臨床検査の全体像を学んだ上で、臨床検査技師を目指し、川崎病院、神戸大学医学部附属病院、神戸赤十字病院、神戸市立医療センター中央市民病院、神戸市立医療センター西市民病院、兵庫県立がんセンター、兵庫県立はりま姫路総合医療センター(50音別順)を訪問してきました。
訪問後に学生達が感じ取った一例を紹介します。
学生A
チーム医療が現代の医療では大事であるというようなことは学習してきて知ってはいましたが、今回の見学を通して疑問の解決と共にチーム医療の大切さを実感することができました。実際栄養管理室の部署に訪れた際に臨床検査技師が検査によって得たデータをもとに患者さんの食事の管理を行うなどしっかりと繋がっている部分があるのだなと感じることができました。また、患者さんの検査を行ったときに数値に違和感を感じそのことを薬剤師に相談して異常が発覚したというお話でも、チームで活動することのメリットを理解することができました。
学生B
これまで私は"患者"として病院を利用しており、検査や診察の待ち時間が長く、正直なところ「しんどい」と感じることもありました。しかし今回、"臨床検査技師"という立場から病院を見学させていただいたことで、技師の方々だけでなく、多くの医師や看護師が日々、迅速かつ正確な検査結果を出すために尽力されていることを自分の目で確かめることができました。そのような努力のもとに医療が成り立っていることに改めて感謝の気持ちを抱くとともに、自分自身も将来、支える側として責任を持ちたいという思いが強まりました。
学生C
実際にさまざまな検査機器を見学し、検体検査の流れを学ぶことができ、有意義な時間となりました。幅広い知識が求められること、そして想像以上に多くの業務を臨床検査技師の方が担っておられることを知り、尊敬の念を抱きました。そして、専門的な知識や技術をしっかり身につけたいという意欲が高まると共に、臨床検査技師になりたいという目標を、改めて意識する良い機会となりました。
学生D
「臨床検査技師は病気をいちばんに見つける仕事である」と聞いたことがあり、私はそれにとても憧れを抱いているのですが、実際に働いている姿を見させていただいたことで、本当にみなさん一人一人が責任をもって仕事をされているということが伝わり、憧れが強くなると同時に、4年後には自分も責任をもって仕事をしなければならないという自覚と覚悟も持つことができました。
学生E
採血は主に看護師が行う仕事だと思っていましたが、臨床検査技師が行う割合の方が多いことに驚きました。 また、臨床検査技師という仕事に対する魅力がさらに深まり、将来は医療現場で人々の健康を支えられるようになりたいと強く感じました。
学生F
臨床検査技師の仕事の広さや、さまざまな機械を使った最先端の検査については知っていたつもりでしたが、実際に見学してそのすごさや魅力を改めて感じました。発展した技術によってシステム化が進む中でも、機械では補えない部分を臨床検査技師がひとつずつ丁寧に担っていると実感しました。まだ知識も技術も経験不十分な状態でしたが、授業で使った事のある器具を見かけて、学んでいることが将来に繋がっていることに気づきました。