保健科学部 医療検査学科Medical Technology

卒業生が仕事を紹介します Part 1  臨床検査技師は「検査のスペシャリスト」である

 私は神戸常盤大学を卒業後、名古屋大学大学院へ進学し、現在肺がんの研究をしています。大学院進学を決めたのは、大学時代の恩師の勧めがきっかけでした。私は本学の強みの一つである国際活動経験を機に、将来は海外で働きたいとの強い思いを抱くようになり、臨床検査技師の強みを活かして海外へ出るにはどのようにすべきかと考えていた際、リーダーとなる人材を育成する"リーディング大学院"の存在を恩師より教えて頂きました。大学院入学後、研究の傍らリーディング大学院に属し、これまで海外活動や特別講師をお招きしたレクチャーなど様々な活動を行ってきました。このリーディング大学院を通して、自分の専門分野や自国の固定観念に囚われない自由な議論の仕方や、リーダーとして立つために必要な事など、多くの事を学びました。

 臨床検査技師は病院や検診センターなどの医療施設で検査するという印象をもっている方が多いと思います。もちろん現場で働く臨床検査技師の方々は医師が「診断のスペシャリスト」、看護師は「看護のスペシャリスト」であるならば臨床検査技師は「検査のスペシャリスト」であるという気持ちを胸に日々、真剣に患者様と向き合い検査を行う業務は、臨床検査技師として大変重要な業務です。しかし、それだけではありません。現在臨床検査技師として働いている方々は通常業務だけでなく、学会活動にも多く参加されています。つまり臨床検査技師自身が医療の発展に携わっているのです。今後、私も臨床検査技師として病院勤務する予定ですが、検査のスペシャリストであるということを誇りに持ち、自分を高め続けられる、そんな臨床検査技師を私は目指していきたいです。

臨床検査技師

名古屋大学大学院 医学系研究科 医科学専攻

林 美優

医療検査学科2015年卒業


リーディング大学院プログラムの一環でモンゴルのゲル地区に訪れた際、現地の方の計らいで乗馬体験中の筆者。

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