• HOME
  • TOPICS
  • 3年生が、幼稚園・小学校にて歯科衛生教育を行ってきました

NEWSお知らせ

一覧

3年生が、幼稚園・小学校にて歯科衛生教育を行ってきました

       

 幼稚園での実習を通して、一回目の実習では、すごく緊張していて媒体発表とブラッシング指導を行うのに精一杯で子どもたちの様子や反応を確認することができていませんでした。すると、私たちの緊張や表情が子どもたちに伝わってしまい、子どもたちもすごく緊張してしまっていました。その反省点から、自信をもって堂々と楽しそうにすることを意識してすると、子どもたちの反応もすごくあり、私たち自身も自信がつき、楽しく発表できるようになりました。各幼稚園によりさまざまな特徴があり、3歳児や4歳児の発達段階の違いによって、一歳差であっても理解度やできることが違っていました。
 実習を終えて、まずライフステージに合わせて口腔内だけでなく身体的、心理的特徴を理解しておかなければならないと思いました。そして、その対象者(4.5歳児)に合わせて行動変容を起こすことができる講話を行い、子どもたちが理解し、興味を持つような話し方や言葉使いで指導していくことの大切さを学びました。そして、最も大切なことは、なぜ歯磨きをしなければならないのかを子どもたちに理解してもらい、それから指導へとつなげていかなければならないことだと、改めて感じました。(H.F)

 媒体を使用して保健指導を行うことによって、園児は集中して聞いていました。キャラクター(ロンタ君やアンパンマン)を登場させるときには顔の半分だけを出したり引いたりして、焦らすようにすると、園児は答えてくれたり反応がよくなることを理解でき楽しみ方を知りました。また、紙芝居では「歯磨きの大切さ」をテーマに行いましたが、対象者(4.5歳)は歯磨きが大切だということは理解していました。それをどのように行動変容に移すかと考えた結果、私たちが笑顔で歯磨きをし、歯磨きは楽しいことだと思ってもらえるように保健指導することです。ブラッシング指導の際、歯ブラシやコップを使わない時は椅子の下に置くように指示することによって、気が散らずに園児は集中して話を聞いてくれます。ブラッシング指導ではこれから実行してもらえるように一つ一つ丁寧に指導しましたが、対象者が4・5歳で、集中力は成人に比べるとすごく短いため、時間配分を考えて行わないといけないことが反省点です。
 園児と触れ合うことによって、園児の歯磨きに対する思いなどが理解でき、幼稚園児に集団保健指導が行えてよかったです。(M.T)

 園児に対して媒体を用いる時のポイントは、なるべく園児が知っているキャラクターを選ぶということです。その方が興味を持って聞いてくれると思います。また、幼稚園では教室で紙芝居をするので見やすいように、淡い色ではなくはっきりと濃くするように意識しました。絵は細かく描くよりもシンプルに大きく描くと園児は見やすく理解しやすいと思いました。ロンタ君などの人形を使うときには、しゃべるときは園児に見やすいように少し下に向けて見せてあげたり、なるべく動きを多めにしたりすると関心を示してくれます。
 他にもロンタ君が話している状態で園児に質問をすることで答えてくれたり、リアクションしてくれたり、参加してくれるようになります。(E.H)