ときわブログTokiwa Blog
教員ブログ
夢と希望
2015年07月13日(月)
4月に着任してからは全速力で日々過ごし、あっという間に早3か月です。今は4年生と実習に行かせていただいて、久々の患者様とのふれあいを楽しんでいます。そんな中、先日、学会に参加してきました。
学会では、精神科病院の最先端で行われている、先鋭的な看護に触れ、ぜひ皆さんに紹介して、精神科看護のこれからの可能性について感じてもらいたいと思いました。一方、昔ながらの看護が行われている病院が未だに残っている現状があり、講演を聞きながら、私がそういった現状を変えるためにできること、学生の皆さんに伝えるべきことはなにかなぁと考えておりました。その時、あるシンポジストのかたが、「患者様本人の主体的な治療参加や回復促進には、まず患者様の"わたしの夢や希望"を尊重した治療プランが話合われることがかかせない」と仰っているのをきいて、これだ‼と感じました。
実際に看護を学ぶ方々の中で精神科に就職される方は一握りです。さらに、その中で先鋭的な看護を行っている病院に就職される方は僅かではないかと推測されます。しかし、誰でも取り組める患者様の夢や希望を大切にするということ、それを実践する一握りがどんどん広がっていく、というのが私の夢と希望です。
そのため、今後皆さんと色々なことを共有しながら学び、話し合い、考えていきたいと思っています。