ときわブログTokiwa Blog

教員ブログ

懐かしい香り

先日、主人の実家より採れたての梅が届いた。
毎年、梅酒、梅シロップ、梅ジャム・・・と色々なものに変身する。
作る時に、毎回思い出されるのが、保育士をしていた頃のあの場面だ。

少し汗ばむ子ども達の額。青い梅をキラキラした目で眺めている。
彼らの手の中では大きな緑のボールに見える。ひとつ、ひとつ汚れを拭き取って
つまようじでプツプツと穴をあける。へたを取ってビンに入れる。
氷砂糖と交互に混ぜて出来上がり。

あとは梅の汁が徐々ににじみ出ておいしい梅ジュースへと近づいていく。
「おいしくなあれ!おいしくなあれ!」
セミが鳴く頃、みんなで作った梅ジュースができあがり、甘酸っぱいさわやかな味を頂く。
鼻の上にしわをよせ、口をとがらせ、おいしそうに飲む子ども達。

大人になって、梅の香りをかいだ時、思い出しているだろうか。
こどもの頃のあの楽しい光景を。
皆さんはどんな香りの思い出がありますか?