看護学部　看護学科　Nursing

ピップ株式会社が主催する子育て応援イベント「ホグシーランド」は、保護者の子育て疲労に着目し、キッズパーク等において、子どもの遊びを見守りながら保護者がリラクゼーション施術を受けられる機会を提供しています。このサービスの有効性を検証するため、本学看護学科の伊東美智子講師を主研究者として、科学研究費助成事業の支援のもと実証研究を実施しました。

本研究では、本学のKIT「ときわんクニヅカ」を会場として「ホグシーランド」を再現し、参加した母親を対象に施術前後の生理学的指標等のデータを取得しました。その結果、提供された施術が、母親の疲労軽減に一定の効果を示すことが明らかになりました。なお、取得データの一つである唾液サンプルの分析は、本学医療検査学科の澁谷雪子准教授が担当しました。

子育て支援は現代社会における重要な課題であり、保護者の遊び疲れの解消もまた喫緊の課題です。本研究は、この課題にいち早く着目し、具体的な解決策を実践する企業と、本学の教員と学生、そして本学の施設が連携することで実現しました。今後、本研究の成果に基づき、サービスの更なるブラッシュアップを図ることは、産学連携の重要な意義を示すものと考えられます。引き続き、本年度も継続して取り組みます。

「ホグシーランド Presented by ピップエレキバン」はこちらへhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000426.000034803.html