看護学部 看護学科 Nursing

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【看護学科】臨地実習を終えて

 私は3年次の実習で、看護が単に診療の補助や生活援助技術を実践するだけではないことを学びました。それを強く感じたのが母性領域の実習でした。実習初日に担当したAさんは、長い陣痛に耐えている最中でした。私が「何か私にできることはありますか」と尋ねると、Aさんは「背中をさすって欲しい」とおっしゃいました。私は、Aさんが、分娩室に入るまでずっと背中をさすっていました。しかし、Aさんはそれでも苦しそうで、私は自分の援助が役に立っているのかとても心配でした。しかし、無事に出産が終わると、Aさんから「さっきはありがとうございました。背中をさすってくれてとても有難かったです。」と感謝の言葉をいただきました。その時、背中をさするという行為がAさんにとって必要な看護援助の一つであったことに気づきました。

   この経験から、患者が求める看護を提供できる看護師に成長するため、今後も努力していきたいと考えています。

                                                   
                                                                                                                                

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