• HOME
  • TOPICS
  • 【国際交流センター】 神戸聖隷福祉事業団主催「タイ研修」に参加して感じた「愛」と「助け合い」

NEWSお知らせ

一覧

【国際交流センター】 神戸聖隷福祉事業団主催「タイ研修」に参加して感じた「愛」と「助け合い」

教育学部こども教育学科 4年 桝田夕葵

神戸聖隷福祉事業団1の職員の皆様と一緒にタイ・チェンマイでの研修に参加して、私は人と人とのつながりの大切さや、助け合いの心を改めて実感しました。特に心に残っているのは、現地の子どもたちと触れ合った瞬間です。写真のように、私は子どもたちにプレゼントを手渡しました。初めて会った私に対しても、子どもたちは無邪気な笑顔で「ありがとう」と受け取ってくれました。言葉は分からずとも、その純粋な笑顔を見たとき、「私はやっぱり子どもたちの喜ぶ顔を見るのが好きだ」と強く思いました。この気持ちは、これから小学校教員として働く上での大きな原動力になると感じました。

また、タイの伝統行事であるコムローイ祭りの準備期間を見ることができました。写真に映るような色とりどりのランタンが空いっぱいに広がる光景は、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の灯籠のシーンの原点となっているそうです。この幻想的な光景を実際に目にしたとき、言葉にできないほどの感動に包まれました。ランタンのひとつひとつに願いや大切な人の名前が込められており、それが空に舞い上がる様子は、タイの人々が家族や地域との絆を大切にしていることを象徴しているように感じました。

さらに、今回の研修は100年に一度と言われる大洪水の最中に行われました。そんな困難な状況にもかかわらず、タイの人々は私たちを温かく迎え入れてくれました。笑顔を絶やさず、助け合いながら日々を過ごすその姿に、何度も胸を打たれました。特に印象的だったのは、「困っている人がいたら助けるのは当たり前」という考え方が、自然と日常生活の中に根付いていることです。この精神は、私たちが普段の生活の中で忘れがちな大切な価値観だと感じました。

春から私は小学校教員として働きます。このタイ研修で得た「愛」と「助け合い」の精神を胸に、子どもたちの個性や成長を信じ、寄り添い、支えていきます。子どもたちが安心して学び、成長できる環境をつくるために、タイで感じた助け合いの精神を活かしていきたいです。タイの人々や支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、教員としてこれからも成長し続けていきます。

 

1 神戸聖隷福祉事業団と本学は20196月より包括連携協定を締結しております。