2026(令和8)年度入試Q&A
総合型選抜が導入されていますが、そのねらいと求める生徒像について知りたいのですが…。
神戸常盤大学が実施する全ての選抜のねらいは、アドミッション・ポリシーに基づき、学力の三要素である「知識・技能」「思考カ・判断カ・表現力等」「学びに向かう力、人間性等」を多面的・総合的に評価することです。特に総合型選抜では、学力の三要素をバランス良く評価するために、大学入学希望理由書(志望理由、活動報告、学修計画 を記入したもの)の提出に加えて、各学部それぞれの「求める生徒像」に応じて、選考方法を設定しています。
〔医療検査学科〕
「求める生徒像」
専門領域を学修するための基礎力と意欲をもち、知的好奇心が旺盛で物事を科学的に捉えようとする視点を備え、他者を理解し協働できる人を求めています。
「生徒が行うべき準備」
理科を中心として、数学、国語、英語全ての科目について基礎的な学力をつけるため、高校での授業を通してしっかりと学習してください。また、チーム医療に欠かせない多様な人と協働する力をつけるため、校内ではクラスでの活動、部活動、生徒会活動、校外では地域活動などの場を見つけて行動しましょう。
〔診療放射線学科〕
「求める生徒像」
診療放射線学に興味をもち、社会に貢献したいという強い意志を有している人、自ら学ぶ強い意志のある人、医療人を目指す者として、人の心に寄り添う優しさと高い協調性を備え、責任ある行動がとれる人を求めています。
「生徒が行うべき準備」
国語、数学、英語について基礎的な学力をつけるとともに、読解力と表現力を身につけてください。自らの好奇心や探求心をもって学習することで、科学的思考力を高められるよう心がけてください。また、学級活動や部活動、校外活動などを通し、人の心に寄り添う優しさや協調性、コミュニケーション・スキルなど、円滑な人閻関係を形成する力を身につけておきましょう。
〔口腔保健学科〕
「求める生徒像」
歯科衛生士は、健康な人から病気や障害等によって支援を必要とする人や、様々な背景をもつ、幅広いライフステージの方々が健康に過こすための支援を行います。そのため、人と関わることが好きで入学後は意欲的に勉学に励み、将来様々な職場で活躍したい人を求めています。
「生徒が行うべき準備」
国語を中心として、高校での授業を通して基礎的な学力をバランスよく身につけておいてください。また、部活動や生徒会活動に積極的に取り組み、学校内外でのボランティア活動や地域の活動を通して、人との関わりをもつようにしてください。
〔看護学科〕
「求める生徒像」
看護学科では、相手に関心をもち社会に貢献したい人、相手に関心を寄せ誠実に関わることができる人、ならびに課題を発見し解決する意欲をもち行動することができる人、広い視野をもち多様な価値観を理解しようとする人を求めています。
「生徒が行うべき準備」
高校で学んだ科目について基本的な学習がなされ、学力をしっかり身につけていることが大切です。高校内および日常生活においてさまざまなことに関心をもち、感動など心を揺り動かす体験をして下さい。また、問題となることを自ら解決できるよう積極的に取り組む姿勢を身につけるよう意識して行動しましょう。
〔こども教育学科〕
「求める生徒像」
保育職・教育職に就くためには、豊かな人間性と基礎的な学力が必要です。総合型選抜では、「保育職・教育職に就きたいという熱い希望をもっている人」「自分で課題を発見し、探究する意欲のある人」「論理的に考え、表現できる人」「課外活動等で豊かな経験をしている人」「自分も他者もともに尊重し、協働して行動できる人」を求めています。
「生徒が行うべき準備」
保育職・教育職に就くためには、保育士資格・教員免許が必要です。そのため高校における基礎的な学力を身につけてください。また、豊かな経験を大学や就職に活かすためにも、高校でのクラブ活動やボランティア、生徒会活動等にも積極的に参加してください。そのような体験からコミュニケーション能力を高め、伝え合い学び合う力を磨くことが大切です。
総合型選抜で提出する大学入学希望理由書は、選抜ではどのように使われるのですか?
総合型選抜で提出してもらう大学入学希望理由書は、①中学や高校での活動(総合的な学習の時間での取組、部活動やボランティア活動など) から得られたもの、②本学の〇〇学科を選んだ理由、③大学に入学して学びたいことや大学卒業後の目標など自分をしっかりアピールできる点を記入して事前に提出してもらい、それを基に面接などを進めていきます。
複数の学科や複数の入試種別を受験することが可能ですか?
- ① 異なる学科、異なる入試種別を複数受験することは、日程が重ならない限り可能です。
- ② 看護学科の公募推薦型選抜は、選考日が2日ありますが、両日とも受験することはできません。しかし、医療検査学科、口腔保健学科とこども教育学科の公募推薦型選抜は、2日ある選考日の両日とも受験することが可能です。
- ③ 医療検査学科と診療放射線学科の一般選抜前期と一般選抜中期では、両学科間で第2志望を設定することが可能です。
- ④ 看護学科の一般選抜前期と一般選抜中期では、第2志望で口腔保健学科への出願が可能です。
複数の学科や複数の入試種別を受験する場合、どのように出願すればよいですか?
出願書類は、それぞれ用意してください。
また、出願方法は学科・入試種別ことに出願用封筒に入れて送付してください。
ただし、同一学科の総合型選抜、公募推薦型選抜を複数回受験する場合は、最初の出願時に調査書・大学入学希望理由書(総合型選抜)
・推薦書(公募推薦型選抜)を提出すれば、それ以降の出願時には再度提出の必要はありません。
また、同一学科の一般選抜前期、一般選抜中期、一般選抜後期、大学入学共通テスト利用選抜、大学入学共通テスト利用選抜2次を複数回受験する場合は、最初の出願時に調査書を提出すれば、それ以降の出願時には再度提出の必要はありません。
- ※出願用封筒
市販の角2封筒(240mm x 332mm)に、入学志願票を印刷した際に出力される「封筒貼付用宛名シート」を貼り付けて使用してください。
複数を同時に出願する場合は、それぞれ学科・入試種別ごとに出願書類を出願用封筒に入れて送付してください。 - ※入学志願票は、複数回受験する場合でも、入試種別ことに必ず書留郵便にて出願してください。
「総合型選抜・公募推薦型選抜の基礎力検査」「一般選抜の記述式問題」は、どのような意図と形式で出題され、評価されるのですか?
総合型選抜、公募推薦型選抜、一般選抜の具体的な評価方法は、どの教科においても、それぞれの問いの中で知識だけでなく思考力、判断力、表現力等を問うことを目的としています。
国語は、論説、随筆、評論等の長文を通し、文章全体を的確に読解する力や本文の論の展開を踏まえて説明する力等を求めています。また、四字熟語やことわざ等、漢字・語彙に関する知識も確認します。
数学は、数学に関する多様な基礎学力(論理性、計算力、数学的表現等)を総合的に評価します。基礎事項の理解を問うとともに、答えに至る過程、道筋の説明が適切な表現で解答されているかを確認します。
英語は、長文を読解し、全体の内容を把握する力を問うとともに、語彙や構文に関する英語の基礎力とそれらの応用力を確認します。また、会話文では慣用表現の知識と理解力を、和訳要約問題では読解力と文意の適る日本語表現力を、そして英作文問題では正しい英文で論理的な文章を書く力を確認します。
公募推薦型選抜の理科は、物理基礎・化学基礎・生物基礎の中の基本的な知識とともに重要な項目を統合的に理解することができるかを問います。単なる暗記ではなく、現象の理解と論理的な説明力を確認します。
総合型選抜・公募推薦型選抜では、書類審査があるようですが、これについて説明してください。
高校から提出される調査書を点数化し、50点満点で当日の基礎力検査得点に加算します。学習成績の状況を3倍したものと、調査書等に記載されている学業や高校生活について点数化したものを合計し、書類点とします。具体的には資格検定では、英語の資格・検定試験(4技能)により、総合的な英語能力の評価を行います。内容は、英検準2 級、GTEC690点以上など(CEFR「A2」レベル相当以上)に加点し評価します。また、部活動や生徒会、学級委員、ボランティア活動などで活躍していた人には加点し評価します。
こども教育学科の面接のねらいを教えてください。
保育士・教員には、こどもはもちろん保護者との対応や保育士・教員間での連携等、多様な人と関わる上での「コミュニケーション能力」が求められます。また、保育士・教員は、チームとしてこどもと保護者に関わるため、「協働する力」も求められます。さらに、保育職・教職に対する「理解」と「意欲」も必要です。これらの学力試験だけでは見えない力を、保育士・教員としての資質・適性を個人あるいは集団による面接場面で確認するねらいがあります。
こども教育学科の総合型選抜A(IIエントリー型)で、エントリー後の出願許可通知がなかった場合、エントリー型での出願はできないのでしょうか。
エントリー型は、オープンキャンパスを通じ、本学科とみなさんとのマッチングを重視する選考方法です。そのため、出願許可通知を受けたうえで出願する必要があります。なお、出願許可通知を受けた場合であっても、出願は必須ではなく任意となります。また、エントリー型の出願許可通知がない場合でも、その他の様々な入試方式で受験が可能です。
こども教育学科の総合型選抜A(Ⅲ特技・特色型)で行われる面接は、特技や特色をその場で実演するのでしょうか。
特技・特色型では、「教育・保育に生かせる特技・資格・経験」があることを出願資格としていますが、面接にて実際に実演する必要はありません。
こども教育学科の総合型選抜A(IV附属施設体験型)では、事前の附属施設体験を必ずする必要があるのでしょうか。
附属施設体験型は、附属施設での体験活動を通じ、本学科とみなさんとのマッチングを重視する選考方法です。そのため、附属施設体験型で受験される場合、必ず事前に附属施設での体験をしていただく必要があります。なお、施設体験日は複数日を設定しており、いずれかの1日を選んで体験していただくことになります。
こども教育学科の総合型選抜A (地域創生型特別入試)の出願資格を教えてください。
本学と包括連携協定を結ぶ社会福祉法人で体験等をし、当該施設長(施設責任者)が責任をもって推薦する者です。法人が設定している推薦基準・奨学金の内容等は、各法人によって異なります。詳細については、ホームページをご覧ください。
こども教育学科の総合型選抜BおよびCのプレゼンテーション型では、あらかじめパソコンやプロジェクターを用意していただけるのでしょうか。
プレゼンテーション型は、面接審査にて紙の資料を用いて口頭でプレゼンテーションしていただくものであり、パソコンやUSB、映像機器などは一切用いません。
看護学科の学校推薦型選抜で行われる集団討論型面接の対策について教えてください。
日頃から、新聞やテレビのニュースに関心をもって見ておいてください。その中で、社会で問題となっているようなことについて自分の考えをまとめ、友達や家の人と意見交換をしてみてください。自分の意見をしっかりと相手に伝えること、人の意見をきちんと理解できることなど看護職になる人にとってとても大切ですのでしっかり練習をしておいてください。さらに試験が近くなったら、身近なテーマを見つけグループ内での討論の体験を重ねておくことが役立ちます。
入試で小論文が課せられている場合がありますが、そのねらいについて知りたいのですが…。
小論文が課されているのは、全学科の社会人特別選抜です。
学科によって若干の違いはありますが、共通して言えることは、それぞれの学科で学んでいく際に必要な「理解力」や「文章読解力」、自分の意見や批評を「表現する力」、さらには目的意識や意欲、興味・関心の強さなどを見るねらいで出題されます。
〔社会人特別選抜(全学科)〕
社会人特別選抜の「小論文」は、医療検査学科と診療放射線学科を除いて2題です。(医療検査学科と診療放射学科は、「小論文」1題と数学と理科の基礎力検査を行います。)
全学科とも1題は、共通した課題文を読んだ上で設問に応じて解答し、さらに自分の意見を記述するもの(600字程度)です。もう1題は、医療検査学科と診療放射線学科を除いて各学科ごとから指示された内容によるもの(600字程度)です。
追加合格はありますか?
入学手続き者が入学定員に達していない場合、追加合格を行うことがあります。その場合、電話または速達郵便にて本人宛に通知します。なお、追加合格についての問い合わせには一切お応えしてません。
年内に入学することが決まった場合、大学から何か課題などが出るのでしょうか?
本学では、「入学前教育」として、12月以前に入学手続きをとった入学予定者に対して、学習習慣の維持、高校の復習や学カアップを目的として課題を出します。内容や提出方法については、学科ごとで異なりますが、4月からの大学での学修にスムーズにつなげる内容になっています。
高校卒業時から年数が経過しているため、調査書の発行ができないと言われたのですが…。
出身高等学校(もしくは中等教育学校)の卒業証明書を同封してください。
総合型選抜・公募推薦型選抜・一般選抜の選択科目は、出願時にあらかじめ申し出る必要がありますか?
あらかじめ申し出る必要はありません。いずれの選択科目も受験時に問題を見た上で選択できます。問題内容をよく吟味して、選択科目を決定してください。なお、科目間での有利、不利が起こらないように問題作成に配慮していますが、もし、科目間で平均点に大きな差が生じた場合には、採点時に得点調整します。
受験の際、宿泊施設の斡旋はしてもらえますか。
本学で直接斡旋はしていませんが、本学で受験の方にはJTB神戸支店を通じて案内していますので、「入試ガイド P51」の「宿泊申し込みの案内」を参照して、直接JTBに問い合わせてください。
入試やキャンパスのことを、もっと詳しく知りたいのですが…。
平日と土曜日にキャンパスを公開していますので入試広報課まで前もってご連絡ください。ご案内します。
(平日9:00~17:00、土曜日9:00~14:00)また本学ホームページもご参照ください。
オープンキャンパスについては「過去問題集」表紙裏または、ホームページをご覧ください。
これらのQ&A以外で知りたいことがあれば、どうすればよいですか?
どんなことでも遠慮なく入試広報課へおたずねください。メールでも質問等は受け付けています。その他電話でもかまいません。キャンパス見学も歓迎します。
【問い合わせ先】
神戸常盤大学入試広報課
〒653-0838 神戸市長田区大谷町2-6-2
TEL.078-611-1833(直通)
e-mail:nyushi@kobe-tokiwa.ac.jp