短期大学部 口腔保健学科Oral Health

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【口腔保健学科】神戸常盤学術フォーラムの開催

 お盆に大型台風があり、その影響からか、猛暑から少し解放された中(それでも暑いのには変わりありませんでしたが)、KTU研究開発推進センターを母体として「第8回神戸常盤学術フォーラム」が、8月22日(木)に開催されました。長丁場の一日でしたが、全体で、89名の参加者がありました。
 初めに濵田道夫学長から開会の辞があり、9時30分に始まりました。國崎大恩先生からの文部科学省が構想している全国的な高等教育の流れの中で、本学の置かれている位置づけと目指すべきものについて講演と、濵田道夫学長から本学における今後の研究方針に関する講演があり、本学の向かうべき方向性と展望について教員は理解を深めることになりました。続いて、上記講演を踏まえた中田康夫KTU研究開発推進センター長から、研究ブランディング事業の継承と発展に関する講演があり、さらに、現在のまでの本学の全体で取り組んできた研究事業の流れとその発展性について理解を深めることができました。
 次に、第一部の口演があり、本年度はブランディング事業から科学研究費助成を獲得された医療検査学科の三浦真希子先生の口頭発表と学術推進課の野田育宏先生から科研費説明会があり、午前の部は終了しました。
 午後の第二部では、まず口頭発表が行われ、口腔保健学科からは、学科長推薦で八木(外科的矯正治療が骨格性Ⅲ級不正咬合患者の咀嚼運動に与える影響)が発表しました。座長は吉田幸恵学科長がされ、口演時間がオーバーしたにもかかわらず、巧みに進行していただきました。続いて、その他の口演と一般演題口演があり、本セッションは終了しました。休憩をはさみ、第三部ではテーマ別研究演題のポスター発表が行われ、口腔保健学科からは、東 麻夢可先生(歯間ブラシの定着率に影響を与える因子に関する研究-歯間ブラシの材質からの考察-)、柳田学先生(長期タバコ煙曝露が歯肉線維芽細胞の細胞機能に及ぼす影響)、福田昌代先生(地域在住自立高齢者のQOLと口腔機能低下症との関連性―健康寿命の延伸に向けて-)がそれぞれ発表されました。続いて、研究ブランディング事業演題(ポスター+口頭発表)の発表が行われ、中村美紀先生が「お口ぽかん」とお口、身体状況、生活習慣との関連性について発表され、活発な議論が行われました。最後に、副学長の鎌田美智子先生が総括され本会は、無事終了しました。

当方は初めての参加でしたが、専門領域が異なる中であるにもかかわらず、全体的に活発な議論が繰り広げられ、人々の熱意を感じる一日でありました。
執筆担当:八木孝和

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