短期大学部 口腔保健学科Oral Health

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【口腔保健学科】新入生歯科健診

 2013年度から始めた新入生の健康診断に追加した歯科健診も7回目をむかえ、流れは慣れてきていましたが、昨年より東京医科歯科大学と連携した研究のために検査項目を追加したので、一人の検査時間が長くなり、なかなか時間内に入らなくなっています。学生たちも昼食が食べられなくなったり、もう一か所行かなければいけないのに、時間がなくなりそうになって慌ててしまったりと大変ではありますが、時間の配分が分かってきたので、調整しながら進めていこうというのが次年度に向けての反省でした。
 学生の口腔内は、むし歯については治療が必要とされる歯は少なくなっています。家庭での関心も高く、むし歯の治療が1本もない学生も多く見かけますし、歯並びを治療する矯正を受けている学生も多く見かけます。
 ただ、歯の表面に付着している「歯垢」(プラーク)が多い学生を見るので、この学生の将来を想像すると歯肉炎→歯周炎と進み、歯が抜けていくことになりそうです。この原因は自動販売機で購入できる甘い飲料水や間食のお菓子、スナック菓子などをよく食べていることだと考えられます。これらの食べ物は歯垢が形成されやすいのです。3回の食事と少しのおやつぐらいではこんなに付着しないだろうと思うくらいの歯垢が付着しています.
 今、新入生に対して、学内の歯科診療所に受診するとむし歯になりやすいかどうかを検査するう蝕活動性試験を受けてもらっています。また歯垢の付着状態が目で見てわかるように歯垢染色剤で磨けていないところが分かるようにして、歯磨き指導を行なったりしています。自分自身の口腔内をしっかり理解して、歯ブラシを上手に使い、きれいに磨くということを体感してもらい、気持ちの良い口腔内を自分自身で作りあげて欲しいと希望します。

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