短期大学部 口腔保健学科Oral Health

TOPICS

新入生の歯科健診を実施して・・・

 2014年度(平成26年度)より新入生の歯科健診を開始しました。今年で4回目を向えますので、事前準備や流れに関しては予測ができてきました。今年は3日間実施して、そのうちの1日が午前中に2学科が受診することとなり、約180名弱の学生の対応に少々慌てましたが、静かな環境を健診の部屋で作ってくれるように協力を求めましたが、学生たちもよく協力してくれて、スムーズに進められました。

 歯科健診で調べる内容について、少し説明します。まずお口の中に何本歯が生えているか(永久歯は28本)、治療した歯は何本あるか、むし歯になってしまっている歯はあるか、歯並びは大丈夫か、噛み合わせはしっかりしているか(3段階評価)、歯肉の健康状態はどうか(3段階評価)、歯の表面についている汚れの状態はどうか(3段階評価)、顎関節の状態はどうか(3段階評価)、そして、歯周病に罹患しているかも調べます。(検査しているときに少しチクチクしたかもしれませんが、歯石の有無、歯周ポケットの有無などを確認します。)

 歯科健診結果でむし歯が「ある」と言われた学生はできるだけ早く受診して下さい!

 小学生、中学生、高校生と一度も歯科治療を受けていない学生も多くいました。

 そんな学生は一度は大学の歯科診療所を受診して下さい。歯に付着する汚れは自分だけではなかなかきれいにすることができません。歯のクリーニングを受けて、きれいなお口を体験して下さい。

 矯正治療を受けたいと考えた時、必ず矯正専門医のところを受診して下さい。そして1か所で決めてしまわずに3,4か所の矯正歯科に行って、いろいろなことを尋ねて欲しいと思います。相談はほとんどが無料で対応してくれます(安心して下さい)。よく考えて、相談して決めて下さい。治療が始まってしまうと途中で中止することがむずかしいからです。

 顎関節の項目もチェックするのですが、これはお口を開けたり、閉じたりしたときの顎の動きを見ます。しっかり口が開くか?動きはスムーズか?左右の動きが同じか?痛んだことはあるか?などを見ながら、質問しながらチェックします。この項目も少しチェックの入る学生がいます。顎の関節に問題が起こるにはいろいろな原因が考えられますが、例えば右手で頬杖をつく癖で顎は左に寄ってしまい、関節の動きがおかしくなってしまうこともあるので、スマホを見ているとき、勉強しているとき、テレビをみているときなどの自分の姿勢を気にかけて欲しいと思います。

 専門医に行く前の相談は神戸常盤大学短期大学部歯科診療所でも対応できますので、気軽に学内の歯科診療所に寄って下さい。

NEWS一覧へ