学部・学科長メッセージ

口腔は人が生きていく上で欠かすことができない"食べる・会話する・呼吸する"など重要な働きをする器官です。う蝕(むし歯)や歯周病を単に口腔の病気として見るだけでなく、全身の健康に関わる重要な病気であると捉えます。

これからの歯科衛生士は、口腔の健康を通して国民一人ひとりの全身の健康維持および増進に貢献できることが社会から望まれています。

科学的思考を持ち実践力のある医療人に

歯科衛生士は、三大業務である「歯科予防処置」、「歯科診療補助」、「歯科保健指導」を行います。これら歯科衛生士の活動は、病気を持つ患者さんだけでなくすべての人を対象にしています。

対象者の問題を解決するには、口腔や全身の病気だけでなく、生活環境、文化的背景、発達、心理的変化など様々な情報を把握し分析する科学的思考が求められます。教養科目を含めた学修のなかで、その力を養っていきます。

チーム医療を担う人材の育成

近年、超高齢社会における歯科衛生士の役割に社会から大きな期待が寄せられています。たとえば、食べることが困難になった方(摂食嚥下障害者)に対応するには、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、言語聴覚士などとチームを組むことが必須です。

患者・家族を中心として、様々な職種とともに最善と思える支援の方法を話し合い、治療をおこなう"チーム医療"は、患者さんのQOLを向上させることに繋がります。本学では学内における他学科との合同授業や臨地実習を通して"チーム医療"の基礎と実践を修得してもらいます。

最新設備が整った学内実習環境

1年次・2年次前期には基礎実習室でマネキンを使っての実習後、臨床実習室で学生同士の相互実習を行い、技術を修得するのはもちろん同時に患者さんの気持ちも理解します。実習室は、歯科医療の現場を再現し、効率的な実習が行えるように最新の設備を完備しています。

基礎実習室には48台のマネキンが整備され、臨床実習室には21台の診療台があります。どちらも各ユニット(机)にモニターを設置して、離れた場所からでも教員の手技を間近でみるのと同様の環境を作り、実習効果を高める工夫をしています。

口腔保健学科長
吉田 幸恵 (よしだ ゆきえ)教授