保健科学部 看護学科Nursing

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ネパール研修生との京都観光

 今回、ネパール交換研修生派遣制度の一環として、ネパールからSabinaさんとPhanu Mayaさんが本学に来られました。日本での滞在期間は1週間でしたが、彼女達にとってはとても新鮮で内容の濃い日々になったと思います。ここでは、その中の1日を切り取って報告します。

 12月12日(土)に、看護学科学生と医療検査学科学生の7名(ネパールの2名を含む)は日本の文化の象徴である古都「京都」へ行ってきました。

 始めの訪問先は、「金閣寺」でした。金閣寺では初めて見る黄金の寺院を見るやいなや "Beautiful...!"と感嘆し、その輝きと美しさに心酔するとともにその姿を写真に収めていました。また、紅葉にも興味を示し、落ち葉を持って帰るなど木々の色付きに感動しているようでした。

 清水寺へは、法観寺の五重塔を仰ぎ見ながら本堂を目指しました。この五重塔は日本一古く、約500年前のものであると説明するとその悠久の歴史の長さに驚いていました。清水寺の本堂に着くと彼女達は清水の舞台からの絶景に感動し言葉もありませんでした。また、紅葉を背景に写真を撮ったり清水の舞台から手を振ってみたりと思う存分楽しんでいるようでした。さらに清水の舞台について、これらの柱には釘が1本も使われていないと知るやいなや "Really!?"と驚きを隠せずにいるようでした。

 最後に、帰りは京都~新大阪間のたった15分ほどですが新幹線に乗車しました。この体験によって、彼女達は日本の鉄道技術に驚くとともに、ネパールにもこのようなものが欲しいと願っていました。特に私達を驚かせたのは、彼女達の反応でした。それは、「私達は空を飛んでいるの?信じられない...理解できない...」というものでした。私達、日本人は日常生活の中で電車などの高速鉄道をよく利用します。しかし、ネパールにバスはあっても鉄道はありません。そのような点から、彼女達には新鮮だったと思います。また、コインロッカー利用時にもしきりに「盗まれないか?」ということを気にしており、日本とネパールの治安及び安全性の違いを垣間見ることができたように思います。

 いずれにしても、彼女達にとっては将来何十年後、何百年後の世界を先に見ているような錯覚に陥っていたかもしれません。最終日、彼女達に日本はどうであったかと聞くと2人とも「非常にきれい!」、「安全!」、「速い!」の3点を挙げてくれました。そして、もう一度、日本へ来たいと言ってくれました。

 また、いつか学校の教員となり引率で、若しくは個人の旅行で日本を訪れてほしいものです。

 看護学科
中之内 亮太

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