保健科学部 医療検査学科Medical Technology

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卒業生が仕事を紹介します Part 4 新薬開発に携わるとてもやりがいのある仕事です

 「治験」という言葉をご存じですか?最近ではCMなどで耳にする機会もあるかと思います。「治験」とは新しい薬が一般に発売されるまでに実施される「臨床試験」のことを言います。治験では新しい薬の効果や安全性の評価など様々なテストが行われます。みなさんが普段飲んでいる薬は、多くの方が治験にボランティアで参加され、その効果や安全性が確認された上で使用されているのです。

 私はこの「治験」に関わる臨床開発モニター(Clinical Research Associate: CRA)として働いています。CRAは治験を実施している医療機関に訪問して、治験が手順や法律に従って実施されているかを確認し、様々なデータを回収することが主な仕事です。適切に治験を実施頂けるように医師や医療スタッフ、製薬会社の方々と連携を取りながら業務を進めています。

 臨床検査技師とは全く異なる仕事ですが、臨床検査値や心電図・超音波検査などのデータを確認し、医師へ問い合わせる機会もあります。患者さんと直接関わる機会はないですが、一つ一つの業務が、病気に悩む患者さんにより良い薬を届けることができる過程の一つであり、苦痛から解放され命を救うことにつながると考えれば、とてもやりがいのある仕事だと思います。また、様々な方と触れ合い、新しい情報や知識をどんどん吸収して成長できる環境であると感じています。

 「誠実に、探究心を忘れず、情熱を持ち」これからも新薬開発という仕事を続けたいと思います。

株式会社リニカル

臨床開発モニター 臨床検査技師

真依

医療検査学科2012年卒業

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