保健科学部 医療検査学科Medical Technology

TOPICS

卒業生が仕事を紹介します Part 3 検査で患者さんを助ける仕事

 臨床検査技師はあまり知られていない職種ですが、医療従事者の中では看護師、医師に次いで多い職種です。臨床検査技師の業務内容には、血液検査、生化学検査、一般検査、微生物検査、遺伝子検査、生理学的検査、病理検査、免疫検査など多種多様です。これらの検査は全て専門的な知識と技術が必要です。医療は日々進歩しているため、働き始めてからもさらなる知識や技術を身につけていかなければなりません。就職後のスキルアップのため各検査の1級試験や2級試験、認定試験などがあり、合格率が低いものでは10%前後しかない試験もあります。これらの資格を取得することは自分自身のためにも必要です。その中の一つである細胞検査士は神戸常盤大学で在学している間に取得することができる資格です。競争率が高いですが、とてもやりがいがあるので皆さんもぜひ目標にして下さい。

 臨床検査技師は検査を実施し、その結果を報告するのが仕事です。その結果を医師が見て病気の診断を行います。そのため検査結果は大変重要なもので、誤った結果を報告してしまうと大事故に繋がります。検査結果を一番初めに見るのが臨床検査技師で、正しく検査できているか、結果に誤りがないかをチェックし報告するとても責任感のある仕事です。また臨床検査技師の業務には採血もあります。採血の手順によって検査結果が影響する項目もあり、正しい結果を出すためにも臨床検査技師が情報発信していかなければいけない事もあります。

 臨床検査技師は患者さんの病気の診断はできませんが、検査で患者さんを助ける仕事です。責任も大きい仕事ですが、検査のプロフェッショナルになるため日々努力しています。

臨床検査技師・細胞検査士
大阪府立成人病センター
岡 大地
医療検査学科2013年卒業

NEWS一覧へ