研修生からの報告(ネパール交換研修生派遣制度)

研修生からの報告2016(ネパール交換研修生派遣制度)

ネパール研修で学んだこと、感じたこと

2016.12.22(木)~2016.12.29(木)        
医療検査学科2年 刈谷 友実

今回の研修では、医療系大学や警察学校、大学付属病院の見学によりネパールと日本における医療環境の違いを感じた。また、現地の学生との交流やホームステイ先のファミリ―との交流を通して文化の違いを感じ、言葉が通じなくてもコミュニケーションは取れることを学んだ。今回の研修を通して特に印象に残っていることは3つある。ネパール医科大学付属病院の見学、学生との交流会、ホストファミリーとの生活である。

ネパール医科大学付属病院の見学では、検査室を見させていただいた。血球数の測定や顕微鏡を用いて原因菌の特定などを行っていた。ここでは直接塗抹し、染色を行った結核菌のスライドガラスを観察させてもらった。授業では観察することのできない菌なので、とても貴重な経験ができたと思う。また、検査室の前では血液採取も行っていた。これは安全面において気になった点である。非常に狭いスペースの、通路になる場所で採血を行っており、採血されている患者さんの後ろを人が歩き回っていたことが危ないのではないかと非常に気になった点である。

学生との交流会では、20周年ということもあり、とても盛大なセレモニーであった。日本と違うと感じたのは、とても楽しげな雰囲気とダンスが多いと言うことだった。日本のように真面目に座って話を聞くだけではなく、いろいろな伝統的なダンスを織り交ぜたセレモニーだった。最も驚いたのは昼食の時である。リズミカルな音楽が流れる中、舞台上にみんなで集まり、ひたすら自由にダンスをしていた。私も一緒に踊ったが、ネパールの人達のダンスに圧倒されていた。踊り続けてとても疲れたが、最高に楽しい思い出である。

ホストファミリーとは日本語、英語、ネパール語、ジェスチャーによってコミュニケーションをとっていた。初日はお互いに伝えたいことが伝わらず大変だったが、2、3日後には時間はかかるものの普通に会話が出来るようになっていた。毎日、夕食の後には今日見たもの、食べたもの、驚いたことなどをお酒やネパールティーを飲みながら話すことが恒例となっていた。ネパールと日本の違いを理解して気を使ってくれ、本当の家族のように温かく迎え入れてくれたホストファミリーのおかげでとても楽しく過ごすことができた。今度はネパールのパパとママのために日本酒と野菜チップスを持って会いに行きたいと思う。

今回の研修を通して、海外旅行をするだけでは得ることのできない貴重な経験ができたと思う。ネパール研修を通して、臨床検査技師として仕事で英語を使えるようになりたい、という夢を持つようになった。そのために、今回出会ったネパールの人達との繋がりを大切にし、経験を少しでも活かせるようにこれからは英語の勉強を頑張ろうと思う。

  

研修生からの報告2014(ネパール交換研修生派遣制度)

陽気で暖かいネパールという国で

2014.12.19(金)~2014.12.27(土)        
こども教育学科2年 生田 和望

『ネパール』という未知の国を訪れ、ネパールが大好きになって帰国できたことにまず感謝である。
発展途上国と呼ばれる国で生活することや、学校の代表として発表すること、パスポートの期限での思わぬアクシデント等、今までの海外旅行とは全く違った初めてのドキドキ感をもっての出国だった。

到着してまず、想像はしていたけれど、ネパールの当たり前と日本の当たり前が全く違うということを肌で実感し、これからの日々が楽しみになった。牛や鶏、犬が人と一緒にその辺をゆるゆると歩いていたり、道端で卓球をしていたり、車が信号で止まっているところにストリートチルドレンが物乞いしに来たり。交通ルールはあるのかもよく分からない状態で、バイクとバイクの併走は、肩と肩が触れ合いそうなほどだった。日本では走っていないぼこぼこ車がギュインギュインと走り、バスはぎゅうぎゅうで開いたドアから体がはみ出たまま摑まって乗っているような人が沢山いた。決して安全とは言えない状態でもネパールではこれが通常運転なのだ。道も穴ぼこだらけで、バイクの後ろに乗せてもらっている時は、しがみついていてもぼんぼん跳ねて、アトラクションカーに乗っているよう。最も恐ろしいのはその穴にはまった時だ。初めての私には、とてもスリリングな状況だった。人はみんな陽気で優しく温かく、ここでの時間はゆったりと過ぎていった。ホームステイ先の方々は、本当の家族のように私を迎えてくれた。1日2時間しかでない水を、毎日入浴する日本の習慣を気にしてくれ、私の入浴のために使ってくれようとした。人をもてなすということは、いかにその人に寄り添うかということだと感じた。その気持ちと行為に心から感謝である。

だが、この国にいて時間を経るごとに、まだ、貧富の差・身分階級があることに気づいた。公的施設と私立施設では考えられないほどの違いがある。また、生まれて初めて、人種差別というものを自分の目で見て、言葉で表せない気持ちを味わった。生活・身なり・感覚にも大きく差がついていることが子どもたちの中でも当たり前になっていることに胸が痛んだ。

また、ネパールでは毎日のようにある、夜の停電。家族みんなで暖炉の周りで話して過ごす時間。21時が来たらみんな寝床に就き、朝は鶏の声で目覚める。不便なことはあっても、『家族』のぬくもり、そしてみんなで生きているという感じがして、ネパールの生活が私は大好きになった。と同時に、自分の日本での生活の豊かさを心からありがたいと思えたし、豊かさゆえの貧しさも感じる。日本を出て、日本の良さをひしひしと感じるとともに、日本にはない海外の良さも知れる。日本、そして自分というものを、今までとは違う新しい見方で見つめられるようになった気がする。いろんな国へ行き、いろんな自分を知り、日本と他国の良いところを知り、またそれを伝えていきたいと思うきっかけになった旅だった。

病院、学校などいろいろ案内してもらい、それぞれに学ばせていただいたが、1番心に残っているのが、幼稚園での1日であった。私立の幼稚園で、モンテッソーリ教育を取り入れていた。クリスマス間近だったため、子どもたちみんながサンタさんに仮装して登園してきた。(一般道にいた子どもたちは、裸足で塵をあさっていた。着る物もとても粗末で、何か月もお風呂に入れていない様子である。)言葉は通じないし、通訳もいない1日だったが、とても楽しい1日で、言葉が通じなくても、分かりあおうとすればなんとかなるものだと実感したし、実際ほとんど困ることなく1日が過ぎた。折り紙での手裏剣作りは大人気だったし、じゃんけん遊びも盛り上がった。ネパールの童謡も教えてくれて、何度も歌った。先生方も異国人の私を歓迎してくれて、他のクラスの先生までが会いに来て、交流してくれた。

初めて見聞きすることだらけの、今までの海外経験をより広く深くしてくれた9日間。人の、分かりあおう・一緒に楽しもう・頑張ろうとする心は共通で、温かい見えないものは、今もこれからもずっとそれぞれの中に、大切にされていくのだと思う。

単なる海外旅行では得られないとてもいい時間をいただいた。人として、もっと自分の見解を深め目の前の、そして、見えない誰かのために、何か役に立てる大人になりたいとより強く思うようになった。私を送り出してくださった大学の先生方・家族、一緒に頑張って準備した仲間に恥じないよう、感謝して、この経験を大切にしたい。

研修生からの報告2012(ネパール交換研修生派遣制度)

ネパール研修で感じたこと

2012.12.22(土)~2012.12.29(土)
医療検査学科4年 山崎 聡美

研修では、警察病院・大学病院・教育施設の見学に加え、同年代の学生たちとの交流やホームステイを通して異文化の生活を体験してきました。医療・衛生面ではまだまだ課題が多く、感染症・電気不足・環境問題など、様々な問題が深刻化し多国からの協力が必要な国であるといえます。しかし、生活が不便であっても表情は明るく毎日を無駄なく精一杯生きる姿勢や、古い家並み・数々の世界遺産・豊かな自然などは日本には薄れかけているものであり、ネパールの誇れる部分ではないか、とこの研修を通して感じました。
ネパールを訪れ、自分がどれだけ恵まれているかを痛感しました。
今回の研修を体験だけで終えるのではなく、もっと経験を積み世界に視野を広げ、立派な臨床検査技師として協力できる立場になりたいという思いが芽生えてきました。今回の研修目的である学びの原点・生きる原点を学び、たくさんの方のおかげで自己成長にも繋がる貴重な経験ができたことに心から感謝しています。

現地の学生さんと楽しい交流の時間
お世話になったホームステイ先の家族と①
お世話になったホームステイ先の家族と②
ヒマラヤ山脈の前でジャーンプ!