医療・保健と幼児教育の視点から人を支えるスペシャリストを育てる

  • 大学概要
  • 学部・学科
  • 入試関連情報
  • キャンパスライフ
  • 就職情報
  • 交通アクセス
  • 資料請求

短期大学部 幼児教育学科

TOP > 学部・学科 > 幼児教育学科 > ピックアップカリキュラム

ピックアップカリキュラム

乳児保育Ⅰ・Ⅱ

乳児の成長を身近で感じ、保育士として働く心構えを作っていく

社会の変化や仕事をするお母さんが増えてきたことで、乳児保育のニーズが高まってきています。保育士としては、このような社会情勢にも十分に対応していくことが求められています。また、人の成長の中で劇的に発達し、人間形成において最も大切な時期といわれる乳児期の保育に携わる者として、乳児の知識をしっかりと学び、現場に即した技術と感性を養い、保育士としての心構えを確立していきます。

出産後も仕事をしたいと希望する女性が多くなり、3歳未満児の子どもを預かる保育所の需要は年々高くなっています。しかし、現実的には乳児を預かる保育所の数はまだまだ十分ではなく、社会的にも多くの関心を集めています。そうした時代の流れの中で、仕事と育児の両立に悩む親たちの社会的支援として、前向きにサポートしていくことが必要とされています。
この講義では、保育士資格を取得するため、0歳から3歳未満児の保育について1年間を通して学び、講義の終了とともに始まる保育所での実習に対応できるよう、保育者としての基本的な資質を身につけていきます。

成長の個人差がある乳児は個別での対応が大切

毎日目覚しい成長をしていく乳児の発達を知るため、1年次前期では、母親のおなかにいる胎生期から始まり、日常のことがほぼ何でもできるようになってくる3歳までの成長を、ビデオ映像で確認しながら、学んでいきます。このとき気をつけなければならないのが、乳児の成長は個人差が激しいこと。3ヵ月で首が据わる、5、6ヵ月で離乳食が始まるといった一般的な成長過程を知ることはまず必要ですが、子どもは自ら持っているプログラムによって、自らのスピードで伸びていくものだということを理解してほしいと思っています。

また、命と密接に関わる仕事なので、乳児が病気や怪我をしたときの応急処置などは、看護学科の先生に専門的に教えていただきます。これは、単科大学ではない神戸常盤大学の強みでもあります。
後期になると、保育者としての乳児との関わりや対応を、時には現場の先生をお迎えして学んでいきます。保育所では1人の保育士が0歳児では3人の子どもの世話をしますが、乳児保育の基本は1対1での個別対応。これが乳児期には非常に重要ですので、ひとりが寝ているときにもうひとりを抱っこするというように、現場ではどのような工夫をして1対1を確立しているのかなどを理解していきます。

さらに、学生同士がお互いに保育士と子どもになって、模擬保育演習を行います。最初のうちは恥ずかしさもあるかもしれませんが、やっていくうちに、子どもに関わり、何かを伝えることの難しさを知り、子どもの思いを身をもって理解できるはずです。
この講義の一番の特徴は、1年を通して学ぶ中で、早い段階から乳児と触れ合う機会を設けたり、実際に保育現場を体験できる機会を作っていること。例えば、赤ちゃんのいる卒業生の協力を得て、赤ちゃんを実際に抱かせてもらい、その温もりや重み、やわらかさを体感したり。保育所に見学やボランティアで行き、実際に触れ合う時間を増やしたり。講義の中で学んだことを、現場で実際に肌で感じ確認することで、今まで何となくわかっていたことを、確実に身につけることができるのです。

赤ちゃんの持つ能力とパワーを引き出し育てる保育士に

乳児は、聴く・触れる・見る・味わう・嗅ぐなど、五感を通して外界を理解していきます。心地よい音、心地よい風、心地よいにおいといった、心地よさを感じる力を生まれながらに持っています。
窓辺で雨の音を聴いたり、花の香りを楽しんだり、時には石ころなど身近な自然に触れて「つるつるしてるね」「ざらざらしてるね」と感触を確かめたり、また、子どものために作られたおもちゃや、体を使って遊べる遊具なども、全身の感覚を育んでくれます。こうした、周囲の環境との良き出会いの中で、乳児は、いろいろな体験を重ねながら、人へと成長していきます。そういう意味でも、人間形成の基礎を作るために、乳児期での親や保育士との関わりはとても重要なのです。子どもの発信する信号をきちんとキャッチできるアンテナを持って、子どもとしっかり向き合い、生まれながらに持っている能力を最大限に伸ばしてあげられるよう、愛情を持った努力が必要です。答えは子どもが成長して大人になってからしか分かりませんが、きっといい結果が待っていることでしょう。
この講義で学ぶことによって、保育士として乳児の成長を理解し、保育所での実践に役立ててほしいのはもちろんですが、将来、父親・母親になったときに、多くの子どもたちと関わった経験と知識をもとに、まわりの子育てに悩む人たちにもアドバイスできるような、良いお父さん・お母さんになってほしいと思います。

ページトップへ戻る